ONE DAY. I MET YOU. -17ページ目

ONE DAY. I MET YOU.

零れては落ちる言葉を必死に繋いでみる。

何があれば生きて行けるのかな、と思うと、多分人との関わり合いがあれば生きて行けるんだと思う。
上手く言えない事ばかり。伝えるってのはシンプルなのに。

まぁ難しい事は望まないから、一緒に鍵盤を押してくれればいいかな。きっと共鳴する。



昨日は満月。今日は朧月。

明日は、ライブだ。
咳が漸く止まった。
気分も大分晴れ晴れとした。
かなり爽快だ。

前にも増して説明が出来なくなる。
漠然とした自分の感情を目前にすると、
ああそうなんだ、と思う他ない。
他人の気持ちもさっぱり説明出来ない。
自分を説明出来る時は、
他人も分かるような気がしてた。
そういうもんか。


でも透明度を増した、と言えば良いのか、
混乱はしない。正確に把握できる。
ただそれが言葉というツールを介せないだけ。
意外とそれは不便なもんで、
不便な分、感情は様々な形を模す様になった。
美しい醜さとか、悲しい歓びとか、
矛盾を引き合いに出せば納得するような、
でも自分の中で色や光は確実な何か。


そんな事を悶々と考えながら、
村上春樹が人気なのは性的描写が多いからか。
なんて考えて、自分の底の浅さに苦笑して、
見上げたら二晩続けて朧月で、
初夏と晩秋の月は美しいな、とごちる。

兎に角全てが言葉にならない。
そんなもんか、世界は。

それでこそか。