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映画の中の奇妙なニッポン

クール・ジャパンの向こう側、フール・ジャパンの世界へようこそ

ロンドン発祥の蝋人形館「マダム・タッソー」はバンコクのサイアム・ディスカバリー6階にもあり、ブルース・リーやジャッキー・チェンのそばには、タイのアクション俳優トニー・ジャーの雄姿も。


トニー・ジャー

Madame Tussauds Bangkok
住所 Siam Discovery, 6th Floor, 989 Rama 1 Road, Pathumwan, Bangkok 10330
電話 02-658-0060  開館時間 10:00-21:00

https://www.madametussauds.com/Bangkok/


年の瀬にサイアムのショッピングモールを訪れたら、ジャー人形は「マダム・タッソー」の宣伝のため、わざわざモール入口のところに運ばれてファイティングポーズをキメていました。


『マッハ!!!!!!!!』(OngBak 2003)、『マッハ!弐』(OngBak2 2008)や『トム・ヤム・クン!』(Tom-Yum-Goong 2005)でジャーが見せた古式ムエタイアクションにしびれたファンも多いと思いますが、2015年2月14日には、新作『マッハ!無限大』(Tom Youm Goong2 2013)が日本公開されます。『チョコレート・ファイター』(Chocolate 2008)のジージャー・ヤーニンも共演しているので、このての映画が好きなら2倍楽しめそう。http://mach-infinite.com/


カチンコ


ところで、インターネットの裏ワザ?のおかげで、バンコクでもリアルタイムに日本のテレビ番組(東京や大阪の民放各局)が見られるサービスアパートやコンドミニアムが増えています。昔は堅苦しいNHK衛星放送を嫌々見たり、パソコン上でカクカク動くしょぼいキーホールテレビにかじりついていたもんだけど。


そんなわけで、大晦日にもカウントダウンイベントなんか行かず、サトーン某所で「絶対に笑ってはいけない大脱獄24時!」を見ていたという...。どうでもいいけど、タイで日本の民放テレビ番組ばかり見ていると、2時間の時差のせいで、ちょっとした時差ボケみたいな感じになります。

hulu

オンライン動画配信サービス「Hulu」テレビCMに登場するCG淀川長治さん 。没後15年以上たった今、まさかタイでこんな姿が見られるとは...。最近の日本のテレビを見ていると、「クール・ジャパン」キャンペーン番組がやたら多くて辟易しますが、"なんともしれん"この風潮、淀長さんなら「こわいですねー」を連発するところかも。

マドリッド。



スペインの冬の風物詩、年末ジャンボみたいなクリスマス宝くじ(Lotería de Navidad)を買おうとする地元の皆さん。プエルタ・デル・ソルに近いドーニャ・マノリータは、西銀座チャンスセンターみたいに有名な売り場ゆえ、待ち行列の長さもハンパない。1枚20ユーロ也。


宝くじはあきらめ、そのままグラン・ビアまで歩いてテアトロ・コンパックをのぞく。

なんかピンとこなかったので、そのままスペイン広場の方までズルズル歩いていくと、テアトロ・ロペ・デ・ベガの前にすごい人だかりが。うへえ、「ライオン・キング」か...学芸会みたいな雰囲気だけど、まいっか。


劇場前の人だかりにつられて発作的にチケット購入。「一番安いのちょーだい」と言ったら、案の定、ステージははるか彼方。でも、どうせスペイン語のセリフよくわからんし、し~んぱ~いないさ~♪


マドリッド。

地元テレビを見ていたら、Energyチャンネルでいきなり『Killer Karaoke(殺人カラオケ)』という番組が始まった。突然「地獄で歌う」という日本語が画面に出てきたので、なにごとかと思ったら、なんのことはない、素人参加者がひどい妨害を受けながらカラオケを歌いきるというバラエティ番組で...。


「僕はカルロス、負けないぞ!」 拘束衣姿で登場した濃い顔の青年は、ワサビや揚げた虫やヤギの目玉などを無理やり食わされながらも、カラオケを熱唱。

その後、イグアナやヘビと戦いつつ歌うオカマさんや、振り子のように揺れる巨大な玉にしがみついて歌うむちむちラテンギャルが登場。ほとんど『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』の罰ゲームみたいな感じ。

一方、QUATROチャンネルのバラエティ番組には『KAMIKAZE(神風)』というチャレンジコーナーがあり、街で声をかけられ挑戦することになったマリノラちゃんは、「日本」と書かれたハチマキを上下さかさまに締めてがんばるのだった。



ついでに、今スペインで大人気の無職青年ペケーニョ・ニコラスを紹介。彼はニュース、バラエティ、ワイドショーなど、現地のあらゆるテレビ番組で、朝から晩まで連日これでもかと取り上げられていて、エボラ出血熱やカタルーニャ独立問題といった話題など足元にもおよばない注目のされ方をしている。


この男が何をしたかというと、これまたしょーもない話で...。しかるべき許可や資格もないままスペイン王室や政財界の集まりになんとなく顔を出し、とんでもない数のスーパーセレブやVIPたちと一緒に、写真やビデオにおさまっていたというだけ。セキュリティの網の目をかいくぐり、テキトーに有名人気分を味わってニンマリしていたようだ。マスコミが騒ぎ立て、一躍時の人となったペケーニョ・ニコラス。そっくりさんも登場し、彼の偉業(?)を称える歌までできて...。

ソウル。


ガンダムベース・サイド1。江南(カンナム)や釜山(プサン)にも支店があるが、ソウルの電脳街・龍山(ヨンサン)のこの店舗が一号店。台北や高雄など、台湾にも支店があるらしい。


ソウルの秋葉原「龍山電子商街」には、このての店がパラパラある。ガンプラの品揃えは日本と同じようなものか...。


夜の鐘路(チョンノ)。なんとなく元気のないコスプレ・パレード。明洞(ミョンドン)では漫画・アニメフェスティバルなどオタク系イベントもちょこちょこ開催される。



一方、日本大衆文化の流入制限とはほぼ関係なく、韓国の同人ショップ「サボテンストア」は、今日も今日とて同人グッズの販売に精を出すのだった。

http://sabostore.com/