富山県中新川郡立山町日中  藤塚古墳 | 古墳探訪記

古墳探訪記

関東中心に古墳を巡っています。現存している古墳、削平してしまった古墳を含め、すべて写真で記録していきます。時々、神社や地形についても触れていきます。1000年以上も続いた古墳のある風景、後世に残していきたいものです。

8月19日に訪れた富山県の古墳、続きですウインク

 

今回の一人旅、「白エビ食べたい!」、「のどぐろ食べたい!」→「そうだ!富山県に行こう!」という発想だったのですが、結局は古墳を巡っています(笑)都道府県別古墳数ランキングでは40位台と、かなり下位になる富山県ですが、古墳はたくさんありましたよウインク

 

↓今日取り上げるのは立山町日中(にっちゅう)にある古墳。

↑藤塚古墳、西側よりカメラ

白岩川流域古墳群の一番上流に位置しています。舌状台地の突端。

 

 

↑墳丘の裾まで登ってみました。

 

 

↑解説板

 藤塚古墳は、上段段丘の北端、日中(にっちゅう)集落の北に所在します。

 元々の古墳は、直径約20メートル、高さ3.8メートルの円墳と考えられますが、現在は後世に築かれた石垣の影響で方形状をしています。

 昭和39年に発掘調査が行われ、頂上の1.8メートル下から、東西2.4メートル、南北1.4メートルの竪穴式石室が検出されました。石室内からは、直径9.6センチ、縁の高さ4ミリの仿製方格規矩鏡が1面、残存長40センチ、幅3.1センチの鉄剣1本、長さ15.3センチの物と上半の欠けた物との鉄槍2本、木片、朱などが出土しました。

 古墳の立地は白岩川の段丘崖の上で、下流の平野部が一望できます。

 下流域には白岩川に沿って、稚子塚古墳、塚越古墳、竹内天神堂古墳、若王子塚古墳など、県内東部地域で唯一、大型古墳が築かれており、白岩川流域古墳群と呼ばれています。

 

 

↑墳頂の祠

 

 

↑墳丘東側の様子

 

 

↑南西側よりカメラ

道路と比べると、かなり高い位置に古墳があることがわかりますニコニコ

 

停まっている車は、今回の一人旅で2日間使ったタイムズカーシェアの日産ノート。2日間使っても約1万円。ガソリン代も不要なので、安いものです口笛