山梨県甲府市 山梨県立考古博物館と丸山塚古墳 | 古墳探訪記

古墳探訪記

関東中心に古墳を巡っています。現存している古墳、削平してしまった古墳を含め、すべて写真で記録していきます。時々、神社や地形についても触れていきます。1000年以上も続いた古墳のある風景、後世に残していきたいものです。

甲府駅前で1泊してまで行ってみたかった場所が「山梨県立考古博物館」、「丸山塚古墳」、「甲斐銚子塚古墳」です。

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↑丸山塚古墳 西側より

 

大きな古墳を見る前に訪れたのは山梨県立考古博物館です。

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↑たまたまですが、企画展で「ひつぎのヒミツ」をやっていました。古墳の棺の企画展です。

 

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↑石棺のレプリカが置かれていました。企画展については撮影禁止だったので、棺の写真はこれだけです。展示品の説明をするボランティアの方がおり、「解説しますよー」と言われましたが、丁重にお断りしましたw

自分のペースで展示品も見たかったのであせる

 

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↑考古博物館周辺は古墳だけでなく、弥生時代の頃の遺構もあります。

 

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↑かんかん塚

直径約26メートル、5世紀後半築造の円墳

 

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↑さかづき塚

直径約13メートル、16世紀頃に築造された「塚」。見た目は芝生をまとったUFO。

 

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↑岩清水遺跡の円形低墳墓が3基

弥生時代からあった集落の上に築かれた円形低墳墓。やはり5世紀後半の築造。

このブログを書くにあたって、「岩清水遺跡発掘調査報告書」を何度か読み直しましたが、どうにも「円墳」と「円形低墳墓」の違いがわかりません。

 

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↑丸山塚古墳 東側より

円墳と円形低墳墓の先に、でーん!と大きな墳丘があります。直径約72メートル、高さ11メートルの円墳。5世紀初頃の築造。

 

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↑丸山塚古墳と甲斐銚子塚古墳の解説文

 

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↑墳丘上にある石室の解説

 

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↑竪穴式石室の位置が再現されています。

5世紀初頃には大きな古墳が築かれていたのに、5世紀後半には小さな墳丘しか築かれない状況に・・・・当時、どんな政変がこの地域に発生していたのか?想像するとワクワクしますね。