日本では先週末、ドドドドド~とばかり、広い地域で梅雨に入り、以来、む~とする梅雨らしい日が続いています。
皆さん、お元気でお過ごしでしょうか?
仕事場の温湿度計を見ると、湿度が快適を示す赤い帯の高い方の端の70%。
これでも雨季のフィリピンの湿度に比べたら20%も低いんだと思うと、乾燥していると言えるのかも?(←と無理矢理)
ちなみに、湿度90%の室内では、海苔は容器から出した途端に湿ります。
・・・・・・・
フィリピン調査旅行記2日目の続きです。
2日目のその1、その2はこちら↓から御覧頂けます。
2日目その1↓
2日目その2↓
さて、O村でお世話になるE&N夫妻一家に持参する食料品と、トイレットペーパーやアルコールなど私達用の日用品とをカートに入れた後、向かったのはビール売り場。
毎年、ビールの価格をチェックして、物価上昇率を確認しているのです(←なぜビール?)。
まずは、フィリピンのビールと言えばこれ。San Miguel Beer↓。
San Miguel Pale Pilsen 51.95pesos (約140円)
San Miguel Light 51.95pesos (約140円)
上のPale Pelsenより
かなりお高目だったLightも
缶ビールになる
なぜか同じ値段に。
私達が滞在していた1993年から1999年は、ほぼ瓶ビールの時代で、栓抜きなんかなくても、2本の瓶ビールの蓋と蓋とをひっかけて、簡単に開ける事のできるO村の人には感心したものです。
たまに歯で開けていた人も。
そんな中、たま~にプルトップの缶ビールがあると、子供達がプルトップ開けたさに、飲みもしないのに開けてしまったこともありましたっけ。いや、気が抜けてしまうって。
あれから30年。
最近は飲食店でも缶ビールしか置いてない所が多くなりました。
SMでも、瓶のSan Miguel Pale Pilsenが見つかりません。
又、昔は缶ビールの方が瓶ビールよりずっと高かったのですが、今や、飲食店でもあまり価格に差がなくなりました。
30年前、私達が滞在していた頃、San Miguel Pale Pilsenの瓶ビールは、確か7ペソ台!(当時、1ペソ=4円。つまり28円前後)だったのです。
思うに、缶ビールが安くなったのではなくて、瓶ビールの値段を高い缶ビールに合わせて引き上げたのだと思われます。ヤレヤレ。
こちら↓もお馴染みのRed Horse。
昔、O村で住み込み調査をしていた頃、Red Horseの瓶ビールは、San Miguel Pale Pilsenの瓶ビールよりもアルコール度数が高く、量も多く、値段も安かったので、村の人達に大人気でありました。
が、何故か今はSan Miguel Pale Pilsenの缶ビールよりもお高目に。
ま、アルコール度数が高いので、当然と言えば、当然かも?
ちなみに、このRed HourseもSan Miguel社の製品です。
そして、昨年、コロナ禍を経て5年ぶりにフィリピンに行った時に目についたのがこちら↓。
アサヒスーパードライ辛口 77.50pesos (約210円)
キリン一番搾り 88.50pesos (約240円)
アサヒスーパードライとキリン一番搾りです。
コロナ前の2018年にも、隅の方に如何にも高級そ~に置かれていたような気がしますが、昨年からはこうして普通に売られています。
お値段もスーパードライが約210円、キリン一番搾りが約240円なので、日本に比べてべらぼうに高いというわけではありません。
こちら↓は
San Miguel Super Dry 76.50pesos (約207円)
San Miguel Cervesa Blanca (お値段は不明)
なんと、San MiguelのSuper Dry!スーパードライって、そんなに人気なんでせふか?
そう言えば、亡父がず~とスーパードライを飲んでいましたが、私はすすめられない限り、飲んだことがありません。
ちなみに、その右横の値段の分からないCervesa Blanca、白ビールって意味なんですが、一体、どんな味がするのでしょうか?今度、試してみようかな?
そして、こちら↓が日本でもお馴染みの
Heineken silver 69.50pesos (約188円)
Heineken original 70.50pesos (190円)
ハイネケン。シルバーもオリジナルも大体190円となっております。
昔はこれらの他にも、Beer na Beerなど、もう少し色々、種類があったような気がするのですが、今はSan Miguel社がビール業界を独占しているのかな?と思っていたら、パペルが調べたところによると、Beer na Beerを売り出していたAsia Brewery INCORPORATEDは、自社プラントの代わりに、他社ブランドの委託製造を請け負っているとのこと。
上のアサヒスーパードライとハイネケンもその内に含まれています。
ビールの他にも、ミネラルウォーターのABSOLUTEやSUMMITも作っていて、なかなか手広くやっているもよう。
それにしても、コロナ禍で5年行かない内に、この物価高!
こんなサイト↓
もあり、どうもコロナ禍を境に、ビールの価格がどどど~んと上がったもよう。
この方↑も書いておられますが、もはやフィリピンは安く旅行できる国ではなくなり、時には日本より高い物もある国に様変わりしてしまったような気がします。
こうしてビール調査を終え、カートに入れた商品と値段とをひとつひとつ再チェックして、いよいよレジへ。
昨年はパペルのカードを使ったので、今年の支払いは私のカードで。
私が支払っている横で、パペルが荷造り係のお兄さんに、段ボール箱に入れる様、指示を出しています。
すると、お兄さん、何処からともなく段ボール箱を見つけて来て、荷造りを始めました。
その様子がこちら↓。
フィリピンではどこのスーパーでも、お兄さん達は荷造りがとっても上手。
段ボール箱やビニールの紐を、ハサミやカッターを使わず、指だけで切ったりして、サッサカサ~と仕上げていきます。
その鮮やかさたるや、思わず見とれてしまうほど。
・・・なんですが、今回は大ハズレ!
このお兄さん、新人なのか、口が裂けてもお上手とは言えません。
その結果、箱がぶわぶわ。見るからにもう一度、詰めなおす必要がありそうです。
兎にも角にも、この日最大のミッションは完了。
荷造りして貰った段ボール箱をカートに載せて、スーパーの外出口から直接行けるタクシー乗り場へ向かいます。
この時点で時刻は既に午後5時半。
タクシー乗り場の近くにあるトイレで用を足した後、パペルがGRABでタクシーを呼ぶことに。
やって来たのは、デッカイFX。日本で言うワン・ボックス・カーです。
荷物を積んでもゆったり座れて、何と快適なことか。
ところが!
ペンションに到着した時、メーターが65ペソ位だったのに、私がそのメーターの上に書いてあったラジオの周波数を料金と見違えて、パペルに「いくら払う?」と聞かれて、「120ペソ。」と言ってしまうアクシデント発生!
ドライバーは大喜びで帰って行きました。←当然。
そんなウキウキ・タクシーを見送った私達は、SMで荷造りして貰った段ボール箱を持って、えっちらこっちら部屋へ。
すると、前夜、ペンションに到着した時も出て来たのに、なぁ~にも手伝わなかったおじいさんがやって来て、「Very heavy!」と大声で言っただけで、やっぱり何も手伝いません。
ペンションのオーナー様、この人に給料は要りません!(キッパリ)
部屋に戻ったのは午後5時44分。
不必要なものを部屋に置いて、夕食をとるために再出発。
ちょうどペンション出ようとするところへ、タクシーが。
妙にクラクションを鳴らします。
で、避けようとすると、運転席から、前日、空港から私達を乗せたタクシー・ドライバーがにこやかに手を振っています。
どうやらこの日も空港から乗客を乗せてきたもよう。
そんなドライバーに手を振りながら、午後6時、徒歩でペンションを出発。
パペルは、前夜、そのタクシードライバーが教えてくれたティノラマノック(パパイヤと鶏肉のスープ)の美味しい店に行こうと思っていたようですが(前夜は結局、どの店か分からず、ピザを食べることになったので)、私は、前日の夕食後、セブンイレブンに行く道すがら通った少し遠い方の店に行くのかな?と思っていいました。
話し合いの結果、とりあえず、遠い方の店に向かうことに。
2人で「音楽のうるさい店は絶対にやめようね。」と言いながら、まずは若者が集まっている店に入って行くことに。
すると、そこは、いくつかある小さな店から自分で好きな料理を買って来て食べるフードコートのようなところで、思っていた感じの店ではなかったので、やめることに。
少しペンションの方に戻って、音楽のうるさくないところを選ぼうとするも、どれが前夜、うるさかった店だったか分からず、とりあえず、その内のひとつの店に入って行くと、人々が玉突きをしています。
これも違うなぁ、ということで、玉突きの店の隣に入って、メニューを見せてもらうと、まぁまぁ、美味しそうだったので、ここに決定!
すぐに奥にあるエアコンのかかったガラス張りの部屋に連れて行かれそうになったのですが、室内でカラオケをしている人が見えたので、屋外の大きな扇風機の下の席に座ることに。
兎に角、音を避けまくる私達。
メニューをしばらくじっくり読んでオーダー。
早速、サンミゲルが運ばれてきました。この時点で6時15分頃。
「え?ビールに氷入れるの?」
と思われるかも知れませんが
フィリピンでよくあること。
この時は
ビールもしっかり
冷えていましたが
夜でも30℃以上はある屋外。
ビールも
あっという間に
ぬるくなります。
そんな時は
ビールに氷を投入。
氷を入れると
酔いにくいので
一石二鳥かも?
が、ここからなかなか料理がやって来ず、ちびりちびりとビールを飲む私達。
で、6時半頃になってようやくご飯4つ↓
ブルーマリン(キハダマグロ)のステーキ↓
スータンホン・ギサード(緑豆春雨と豚肉と野菜の炒め物)↓
チキンのシシッグ(細かく刻んだ鶏肉をしょう油、 ビネガー、にんにく、唐辛子などで炒めた鉄板料理)↓
(細かく刻んだ鶏肉を
しょう油、 ビネガーにんにく、唐辛子などで
炒めた鉄板料理)
が出そろい、いざ実食!
実はこのお店、見かけによらず、結構、美味。
広~いSMを歩き回って、すっかり疲れていたのか、ビールをもう1本ずつ追加して、あっという間に平らげてしまいました!
ちなみに、静かな店を求めてウロウロしていた私達ですが、ビリヤードの店とカラオケの店は、私達が食事をした店と同じ店だと判明。
しかも私達が食べ終わった頃には、前日同様、激しくうるさい音楽がかかり始め、私達が避けよう避けようとしていた「音楽がうるさい店」が正にその店だったと分かって大笑い。
最初、エアコンのきいた部屋でカラオケを楽しんでいた女性2人組らしき人達が、私達から少し離れた屋外の席で、レッドホースの大瓶を飲んでいたので、次々と来店して、カラオケを歌ったり、ビリヤードをしたりしていた若者たちも、もしかしたらその後に、食べたり飲んだりするのかも知れません。
どんどん騒々しくなっていく店を出たのが午後7時12分。
MANG ISKAY
で、ペンションに帰り着いたのが7時19分。
遠いと思っていましたが、徒歩7分の近距離でした。
工事現場は
閉まっています。
工事現場の脇を通って4号室に戻り、パペルは早速、お金の計算をしつつ、レシートの整理。
一方、私はメールチェックしてから、どうしても諦めきれず、届いていない日記の下書きを探しまわり、Googleメールをブラウザで見ようとするも、アプリからも、Googleからも、結局、日本に置いて来たiPadのほうに本人確認が届くことが分かり断念!嗚呼、無情!
途中で、朝、つけ込んでおいた靴下と下着を洗って干してから、同じ洗濯液に、日本から履いて来たロングパンツつけ込んだりも↓。
おなじみの
バケツと手おけ。
昔はこれに
水をためて
水浴びをしていました。
午後9時過ぎ、パペルがシャワー。
その間に私は気を取り直して、行方不明になってしまうかも知れないメールではなく、iPhoneのメモに日記を書くことに。
しばらくして、シャワーを終えたパペルが、O村に入る前、バコロッドで会う予定のLからようやく届いたテキストに返事を。
その後は、日記を書き終えた私が入浴準備と翌日の服の準備をし、ジャワ―を浴びたのが9時58分。ほぼ10時です。
そのついでにつけこんでおいたロングパンツを洗って干してから、10時半過ぎから、2人で歯磨きをしたり、リハビリをしたり、バコロッドで引き出さなければならないお金を計算したりしている内に夜も更け、眠りについたのは午後11時半をまわっておりました。
こうして調査旅行2日目もなんとか無事に終わったのでありましたとさ。あ~疲れた~!