しつらえです。
これは一体?
最近、夏のように暑くなったり、春になったばかりの頃のように涼しくなったり、気温が乱高下していますが、皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、フィリピン調査旅行記 2024の3回目です。1回目と2回目はこちら↓
から御覧頂けます。
文字通りのハードランディングのお陰で、座席の隙間に挟まっていたと思われるσ(・_・)ワタシのiPhoneSEが床に落ち、ハッピーランディングとなって一件落着。
お騒がせした皆様に御礼とお詫びを述べつつ、手荷物を持って機体を後に。
この後、国内線へのトランジットエリアに行くわけですが、バコロッドまでチェックインしてはいるものの、マニラで一度、預けた荷物を取って、預けなおさなければなりません。
で、自分達の乗って来た便名が出ているベルトコンベヤー前で荷物が出て来るのを待っていると、ふいに
おじさん: あの、すみません。日本の方ですか?
と話しかけられました。
見ると、私達よりは多分、年上の日本人男性らしき人です。
私達が日本人だと分かると、急に自分のスマホを差し出して
おじさん: マニラに着いたって連絡したいんだけれど、LINEが送れなくて。
とのたまいます。
パペルがすぐさまおじさんのスマホを受け取り、操作している間に、私が不安に思ってひとこと。
ラピス: メッセージを送ったら、お金がかかりますよ。
すると、おじさん、とっても驚いたような顔で
おじさん: え?LINEでもお金がかかるの?
あ~やっぱり分かっていない、と思うσ(・_・)ワタシ。
ラピス: はい、LINEでも国際電話と同じようにお金がかかるんです。でも、今、ここで空港のwifiに繋いでLINEメッセージを送れば、無料で送れますから、今の内に連絡を入れた方がいいと思います。
そこでおじさんがひとこと。
おじさん: wifiって何?
…え?
内心、wifiも知らずにスマホを使っているの?と思いつつ※、このおじさんにwifiのなんたるかをどんな風に説明すれば良いのか、数瞬の間に私の頭が激しくフル回転してはじき出した答えがこちら↓。
ラピス: その辺に飛んでいるインターネットのことです。空港内ではそれが無料なんです。
※後でよくよく考えてみたら、米寿を迎えようとするわが母もスマホを持ち、LINEを使っていますが、wifiがなんたるかを知っているとは思えません。おじさん、大変失礼致しました。
ここでおじさん、しばし考えてから
おじさん: そうか、LINEでも一度、日本に戻って、帰って来ることになるから、国際電話と同じようにお金がかかるんだね。
ラピス: (それが正しい理解かどうかは別として) そうです。
私がおじさんとこんな会話をしている横で、パペルがおじさんのスマホを空港のwifiに繋ぎ、おじさんは早速、LINEでメッセージを書くことに。
すると、ふいにおじさんがベルトコンベヤーの方に駆け寄り、結構、大きなスーツケースを2つ取ってカートに載せました。
で、私達の方に向かって
おじさん: ありがとう。
と言いながら、去って行くではありませんか。え?メッセージはもう送れたの?空港から出たら、お金、かかりますよ?
あのおじさん、空港まで誰か迎えに来ているのかな?1人だと絶対に危ないよね?と心配になる私達。
実は私達、海外でも2人で日本語で話しているので(日本人とばれたくない時はイロンゴ語で話しますが)、日本人だとばれやすい上、男女2人組で安全な感じがするのか、日本人によく話しかけられます。
まぁ、これまでのところ全員男性ですが・・・。
で、こちらが聞き取り調査の準備をしていると言っても、ずっと私達の傍を離れず、話しかけ続けて来るので困ったことも。
が、今回のおじさんの場合は、とても心配になり、事情が許せば、空港の出口付近まで案内してあげたい気持ちになりました。
あの後、おじさんは無事に帰国できたのでせふか?
程なく私達の荷物も出揃い、荷物を載せたカートを押しながら、バコロッド行きの荷物を預けるカウンターを探すことに。
が、すっかり場所が変わっていてウロウロ。
1度はマニラで降りる人達が出る出口から出てしまうも、戻ってきて、職員に教えられた方向に進んでいくと、以前よりも立派なカウンターができていて吃驚。
前回までは、ブースがひとつポツンとあって、その辺りをウロウロしている職員の人に
職員: あなたたち、バコロッドに行くの?
と聞かれ、そうだと答えると、そのまま荷物を持って行かれてしまうという、何とも不安な受け渡しが続いていたのですが、今回は立派なカウンターの前に、バコロッドに行く乗客らしき人が結構、並んでいて、まずはひと安心。
と言っても、そこはフィリピン。しばらく大人しく並んで待っていたのですが、アテンドされる気配がありません。
で、仕方なくみんなの荷物を預かっている何となくチャラチャラしたお兄さんに、バコロッドに行く、と告げ、カートごと荷物を渡し、とりあえず、荷物のトランジットは無事終了。
お次はバコロッド行きの便が出るターミナル2へ移動しなければなりません。
これまでは、PAL(フィリピン航空)に乗ると、必ずターミナル2に着いていたので、そのまま国内線に乗れたのですが、今年はなぜかターミナル1に到着。
久しぶりのターミナル1は激しく綺麗になっていて↓
完全にここはどこ?状態。
が、幸い、床にこんな表示↓
が出ていたので、すすむべき方向が判明。
途中、こんな↓
映えスポットまで出来ています。
で、ようやくバス乗り場を見つけ、バスでターミナル2へ移動。
すると、ターミナル2も様変わりしていて、こんなに綺麗な↓
観光案内所まで出来ています。
で、こちら↓が
国内線のチェックインカウンター。
が、バコロッドまでのチェックインは既に日本で終わっているので、荷物検査に直行。
ところが!
またまた、ペットボトルの水を飲むのを忘れていて、その場で飲み干す羽目に。
ここでうっかり空のボトルを捨ててしまったのですが、後になって悔やむことになる私達。
と言うのも、マニラの国内線待合室のトイレ近くに、無料のドリンキングウォーターのサーバーが設置されているのを発見したからです。
空のボトルを持っていさえすれば、そこで水を貰えたのに・・・。
が、捨ててしまったものは仕方がありません。1本40ペソ(約120円)もするミネラルウォーター↓
を買ってきて、えびせんべい↓
と無印のチョコパイ↓
で小腹を満たす私達。
そうこうする内に、こちらでも早目に搭乗が開始。
私達の席はEだったので、後の方だったのですが、座席の上の棚に荷物を入れるには早目に並んでおくに越したことはありません。で、早々に並び始めることに。
ようやくEのチケットを持っている人が搭乗となり、手荷物を持って機内へ↓。
マニラからバコロッドまでは、1時間半弱という短いフライトなのですが、何故か今回、通路側の席がすべて高価格帯だった為、私達は珍しく窓側の席。
通路側には私達より少し年配に見える女性が座っておられました。
その女性、飛行機が動き始めると、ロザリオを出してお祈り開始。ま、これはフィリピンではよくある光景です。
が、滑走路が混んでいるのか、早目に動き出した割になかなか離陸せず、結局、離陸予定時刻から30分も経った17時にようやく離陸。
さて、離陸後、しばらくして、トイレに行きたくなったσ(・_・)ワタシ。
で、立ち上がったのは良いのですが、通路側の女性は早くも寝ています。よほど上を跨ごうかとも思いましたが、そんな気配を感じたのか、目を覚ました女性がうっとうしそうに身体をよけてくれ、無事トイレへ。
トイレから戻って来た時もほんと~に嫌そ~に大きなため息をつく女性。
なかなか珍しい人です。
すると、その女性、ふいに前のポケットに入っているシックバックを手に取りました。で、もしかしたら気分が悪いのかも?と一瞬、罪悪感に苛まれたのですが、程なく配られたチョコチップクッキー↓
をすぐさま食べていたところを見ると、単に寝ていたところを起こされて不機嫌になっただけのようであります。
で、チョコチップクッキーを食べた後は、ずっとスマホゲームをしておられました。
と、ここで嬉しい誤算が。離陸が30分も遅れたので、バコロッド到着も30分遅くなると覚悟していたのですが、空の上で相当飛ばした様で、予定時刻より4分だけ遅い17時54分にバコロッド・シライ空港に着陸!
あまり遅くなると、市内への移動も、ペンションから夕食に出かけるのも大変になるので、ほっとした私達。
と言っても、座席が後ろの方なので、なかなか機体から出られません。
立って前の乗客のはけ具合をチェックしている私達を後目に、例の通路側の女性はまだゲームに興じていました。
ようやく私達の番が来て、頭上の荷物を取り出し、飛行機をおりたのが、確か18時10分頃。
で、またまたベルトコンベヤーの前で預けた荷物を待っていると、こんな↓
でっかい荷物も流れて来ます。
あれ、一体、何が入っているんだろうね?なんて話しながら、自分達の荷物を次々と取ってカートへ。
ようやく荷物が揃い、カートを押して空港の出口に向かったのが18時20分過ぎ↓。
実は、ベルトコンベヤーに乗って出て来た荷物の半券が、チケットの裏に貼られているのですが、バコロッドでは最近、空港から出る時、手荷物チェックを受けたことがありません。つまり、誰が何を持ち逃げしても分からないので、ベルトコンベヤーから荷物が出て来る時は、目を皿の様にして見ている必要があるのです。
ようやく空港の外に出ると、団体さんを迎えに来ている人達が大勢待っていて、知り合いが出てくると、突然、(歓迎の?)ダンスを踊っている女性も。その後、皆でワイワイ言いながら、記念撮影をしています。
これを見て、あ~フィリピンに来たんだなぁ、と実感する私達。
この時点で時刻は18時23分。もうすぐパペルが母に電話をかける時間です。
このまま市内に向かうシャトルバン※に乗ってしまったら、バンの中で母に電話をかける羽目に。狭い車内で、大声+日本語で話すのは余りにも無謀です。
※ワンボックスカーに乗客と荷物を積めるだけ積んで、市内に向かう乗合自動車。
というわけで、とりあえずパペルが母への電話を終えてから、市内に向かうことに。
出口の脇へカートをとめて時間待ち。
この時間を利用して、私はiPhoneの充電をすることに。
と言うのも、今回、音声入力で日記を書いていたせいか、朝100%だったバッテリーが、なんと1%になったからです。
私の充電池は荷物の奥底に入っていたので、この時はPapelの充電池を拝借いたしました。
スマホ用充電池を買ってから2年以上経ちますが、これが初使用です。
で、18時30分になり、パペルが母に電話。
これが意外にあっさりと終わり、18時35分にはカートを押して、シャトルバンの方に向かうことに。
丁度、乗客が沢山乗っていて、もうすぐ発車しそうなシャトルバンがあったので、運転手に2人乗れるか確認して、荷物を預け、荷物をひとつ屋根に載せたところで、私達がこの日に泊まる予定のベンションの近くにある大聖堂の名前を告げると
運転手: あ~これは大聖堂までは行かないよ。そこなら〇〇の守備範囲だ。
と言って、誰かの名前を呼んでいます。
すると、遠くからいそいそと1人のタクシードライバーがやって来るではありません!
え?タクシー?いや、タクシーは高いから困るんですけど!(←私達の心の声)
はてさて、私達は無事に大聖堂近くのペンションに到着できるのでせふか?
つづく