こんにちは。本記事では、英検5級から1級まで受け続けた私が、英検準1級の学習方法(①参考書 ②学習方法 ③学習につまずいている方へのアドバイス)について説明します。
参考までに私は、中学1年生のときに初めて英語の学習をはじめ、留学経験なしの、純日本人です。
①参考書
私が英検準1級の学習で使用した参考書は以下の3冊です。
英検1級と違い、単語帳と過去問で充分だと思います。
2次試験も、面接完全予想問題だけでよいと思います。
ただ、私は英検1級の勉強の時に使った参考書で、「これは良い」と思ったものがありますので、そちらの準1級バージョンの方も紹介します。
でる順パス単は単語学習の定番ですが、英検準1級に関しては文単でもパス単でもどちらでもよいと思います。(英検1級では、単語数や効率性の問題からパス単をおすすめしています。)
文章を読みながら覚えるのが好きな方は文単、それがめんどくさい方はパス単です。
ただ、文単は読解力を伸ばせるというメリットがあります。
実際に私は、文単だけの使用で、最初の語彙問題の21/25を取得しています。
自分の好みに合わせてお選びください。
ジャパンタイムズの英作文問題は、英作文に困っている方はぜひ使ってみてください。
私は、準1級のとき使用しませんでしたが、1級で使用し、本当によかったです。
(1級用参考書では1番のおすすめ)
②学習方法
ここでは、高校英語の基礎がある程度できていることを前提にして説明します。
学習のコツはありますが、英検準1級は基礎ができていないと合格が難しい級です。
高校英語や中学英語で、基礎が抜け落ちている場合には、まずはそれを復習することが最重要です。
1)単語
準1級は、2級に比べて単語のレベルが大きく上がります。
2級までは、めんどくさくて単語の勉強をあまりしていなかった人も、単語の勉強を徹底してみてください。
単語を勉強することで、最初の語彙問題だけでなく、読解やリスニングでの理解力があがります。
分からない単語の意味を推測する力も大切ですが、その文章に分からない単語ばかりでは推測もできません。
私は、5級から2級まで特に勉強せずに1回で受かってきましたが、準1級は3回落ちました。
そうならないためにも、2級と準1級の難易度の違いを理解して、勉強に励んでいただければと思います。
2)読解
個人的に思うのが、2級まではキーワードを見つけて、そこからだいたい解釈していけば、文章全体の内容があまり分からなくても合格できますが、準1級は文章内容の把握ができなければ、ところどころ読めても選択肢を選べないと思います。
準1級での文章内容の把握の鍵は、単語、文法です。
とにかく、単語を覚えて、高校レベルの文法を完璧にすることで、1文が長い文章を混乱せずに読めるようにしてください。
本当に準1級は基礎が重要です。
基礎をおろそかにしなければ、文章内容の把握がうまくできるようになると思います。
問題を解き、間違えた場合は、文章をどこで勘違いしたのか復習することで力をつけてください。
3)リスニング
リスニングも基礎的な単語と文法をマスターし、演習してください。
演習したあとは、読み上げられる音声を繰り返し聞いたり、音読したりし、どこが聞こえなかったのか分析してください。
4)ライティング
ライティングは、個人的にあまりしっかり勉強しませんでした。
しかし、ライティングは英検準1級の合格の鍵となるほど、重要です。
なぜなら、問題数1つで、リーディングやリスニングと同じ点数をもつからです。
何度も英検準1級に落ちていて、ライティングの点数が悪い方は、上記のジャパンタイムズの参考書で勉強してみてください。
5)スピーキング
正直、英検準1級のスピーキングはそんなに難易度が高くありません。
私は、高校の先生や対面の英会話4回を利用して練習しました。
そんなにスピーキングの基礎がない方でも、しっかり練習し、慣れれば大丈夫です。
参考までに、私が英検1級のときに利用して、とてもよかったオンライン英会話のバリューイングリッシュのWEBサイトを載せておきます。
③学習につまずいている方へのアドバイス
先にも述べたように、2級と準1級の難易度の差は大きすぎます。
準2級から2級が受かったときのように、簡単には受かりません。
単語、文法、読解、リスニング、ライティングの多方面から基礎を鍛え、時間をかけて勉強してください。
また、英検1級やTOEICに関する記事も投稿していますので、そちらもぜひ参照ください。特に、英検1級の学習方法は4技能別にあげていますので、英検準1級で1分野が圧倒的に苦手だという場合は、その学習方法を参考にしてみてください。