こんにちは。本記事では、私がTOEIC900点の壁を越えた方法(①参考書 ②学習方法 ③当日の解き方)について説明します。
参考までに私は、中学1年生のときに初めて英語の学習をはじめ、留学経験なしの、純日本人です。
①参考書
参考書は以下の4冊を使用しました。
実際にしっかりつかったのは金のフレーズと公式問題集の2冊です。
3冊目の「BEST PRACTICE FOR THE TOEIC」は学校の授業で教科書として使っていたので、一応載せました。どちらかというとTOEICを初めて受験する人用で500点くらいを目指す本です。
4冊目の、文法問題は有名な本ですが、TOEIC900点を超えることを目標としている人には必要ないと思いました。TOEIC950点以上といった、もっと高い目標を掲げている方には良いと思いますが、私はそこまで求めていなかったので、ほとんど使用しませんでした。
②学習方法
私は、上記の金のフレーズをまず1通り読みました。もともと、英検1級の単語を勉強していたので、語彙力には自信がありましたが、TOEICはビジネス英語なので単語も毛色が異なり、知らない単語も結構ありました。
語彙力に自信がある方でも、軽く目を通すことをおすすめします。
そして、公式問題集を解きながら、問題形式に慣れていきました。
特に、対策したのはリスニングのpart3、4とリーディングの内容合致問題です。
TOEICではスピード感が大切なので、リスニングでは先読み→解く→先読みのペースを崩さないように練習しました。
リーディングの内容合致問題は、なぜ英検1級の長文を読んできた自分が、こんなに間違えるのだろうかと分析したところ、読み方に問題があったので、改善しました。以下に説明します。
③当日の解き方
1)リスニング
リスニングでは、スピード感が大切だと前述しましたが、part3、4では、まずそのパートについての説明の音声が流れているときに、1つ目の文章(3問分)の設問、選択肢を読みます。
設問の方が重要ですので、選択肢は間に合わなくても気にしなくてよいです。
また、ここで2つ目の文章の分まで読む必要はないと思います。頭が混乱するからです。
1つ目の文章が読まれ始めたら、早速設問をマークしながら聞きます。最初の挨拶のひと言でその人の職業や状況を話し始めることも多いので、最初から集中して聞きます。理想は、文章が読み終わる頃には、3問全部マークしてしまっていることです。
設問が読み上げられるときには、次の設問3つと選択肢の先読みをしてください。
1つ目の文章の設問で分からないものがあっても、時間をかけすぎずに諦めて次の設問の先読みをする方が良いと思います。なぜなら、文章を読み上げる時間はもう終わっていて、その時点で聞き取れていないのならば考えても無駄だからです。
問題数的にも、その1問より次の3問の先読みです。
これは、慣れなので、何度も公式問題集を解きながら練習するしかありません。
2)リーディング
ここでは主に内容合致問題について解説します。
先にも述べたように、なぜ英検1級の長文は読めるのに、それよりも内容的に簡単なTOEICがあまりできていないのだろうと分析したところ、読み方に問題がありました。
自分に合った読み方というのは、人によって違うと思いますので、結局は自分自身で見つけるしかありません。参考までに、私の例を書きます。
私は、学校で習った読み方は、設問を読む→文章を読みながら答えがあったら逐一マークする というものでした。
これが、自分にはあっていなかったようです。
というのも、英検は段落ごとに順番に設問に対する答えがありますが、TOEICはそうではありませんでした。
2、3個文章がある最後の部分でも、設問1つ目の答えが2つ目の文章にあるというような感じでした。
また、ひっかけがあります。最初の文章で家具の色は2色だといったにも関わらず、2つ目の文章で2色追加されたというようにです。
そのせいで、1問ずつ解こうにもあまり答えが文章中に出てこず、不安になりながら読み返したり、何度も設問をチェックしたりすることで効率が落ちていました。
その結果、
時間が無くなる→飛ばし読みする→解けなくなる→時間がなくなる
の最悪のループに陥ることとなりました。
そのため、私は、設問は読まずに文章を全部読んでしまう→設問を一気に解く
という解き方に変え、900点を余裕で超すことができました。
私の考察としては、学校で習った解き方は500点くらいを目指すのには、解きやすいのかもしれません。設問を見ながら、文章の内容を推測し、文章が全く分からないということを防ぐことができるためです。
しかし、TOEIC900点以上を越そうとしている人は、文章から読んでも内容が全く分からないということは恐らくないでしょうし、それよりも、完璧に早く最後まで解くことが重要ですので、設問→文章→設問の解き方は時間のロスになるだけかと思います。
以上、私がTOEIC900点の壁を越えた方法でした。
この記事がTOEICの学習に励む人の参考になれば幸いです。
他にも、英検1級の学習方法などの記事をあげていますので、ぜひそちらも参照ください。