フーバーのブログ -2ページ目

フーバーのブログ

気がついたことなど

紀伊国屋書店 新宿本店に行ってきました。

そして話題の「ほんのまくら」のコーナーへ →こちら


出だしの文が大きな活字でカバーになっていて、パックされています。

本のタイトルも作者も見えません。

感覚のみで買うという、CDのジャケ買いの書籍版ですね。

ざっとカバーを見ましたが、「あれだ!」とわかる本はありませんでした…

でもさすが気になる文章がこれでもかと並んでいました。


不思議な空間には人が絶えませんでした。中には両手で本を抱え込んでレジに向かう人も。


ネットショップではできない芸当です。そこを狙ったのでしょうが、楽しいひと時でした。

頑張れ本屋さん
日本経済新聞 2012/7/25 夕刊 夕刊文化欄

「中国囲碁リーグで日本勢惨敗 二十五世本因坊 趙治勲さん」 →電子版日経の記事(要IDです)

6月の中国乙級リーグについてのインタビューが掲載されていました。


「…若手3人については碁の内容は良かったと思う。村川、伊田は全勝してもおかしくない内容だったし、一力も五分に戦っていた。」

村川・伊田両棋士はともに3勝4敗、得るものも大きかったようです。

ただ、囲碁はそこそこの形勢から勝ちきるのが難しいですよね…それが実力というか…私ごときが言うのもなんですが…


「…例えば中国のリーグ戦のような棋戦が日本にもできないだろうか。地域対抗のような形でチームがいくつかできてくれば、日本の囲碁界も盛りあがり、若手の育成にもつながると思う。」

これはあったらいいですね。

ヒカルの碁のセリフではないですが、団体戦は楽しいです。ドラマが生まれるからでしょうか。

後は、スポンサーか。
7/19の本因坊に続き、7/23に碁聖を奪取して井山四冠の誕生です。

日本棋院のページ

7つある囲碁のビッグタイトルのうち4つですからすごいですね。


私の棋力で言うのも本当におこがましいのですが、井山四冠は特に番碁では

「相手の土俵で戦う」

ように見えます。

対張栩名人戦では、解説が嘆く異次元レベルの読み合い。

対山下本因坊戦では、数え碁にならない攻め合い。

対羽根碁聖戦では、比較的オーソドックスな模様としのぎ。

これらの戦いを勝ち抜いてきました。


井山四冠はよく「打ちたい手を打つ」と言うのですが、その裏にある自負を感じます。

これからも突き進んで行きそうな感じがします。
日経新聞夕刊の「人間発見」欄、7/17(火)から

「米国人九段は名解説者 囲碁棋士 マイケル・レドモンドさん」

です。

この欄、初日はその人のこれまでの人生での一番大きな「思い」が述べられるのですが、7/17

の初日は趙治勲戦のことが語られていました。

わかる人には楽しいエピソードが続くのですが、一般の人にはどうなのかなあ…

何はともあれ楽しみな一週間になりそうです。


最近本を出したことも取り上げられるきっかけになったのでしょうか。

直観力―私が囲碁から学んだ生きるということ/マイケル レドモンド

Amazon.co.jp

こんど本屋で見てみよう。