日本経済新聞 2011/02/25 朝刊 13面
住商情報システムによるCSK吸収合併が発表されました。
「情報サービス大手の住商情報システムとCSKは24日、経営統合することで合意したと発表した。」
「住商情報がCSKを10月1日付で吸収合併する。」
グループ内に2つ同じようなシステム会社がある必要はなく経営統合は既定路線だったでしょう。
CSKはSIであり、プログラマーやシステムエンジニアが情報システムをこつこつ作って一人あたりいくらいただく、というようなビジネスが中心でした。
労働集約型事業ともいえる積み上げの世界です。業績悪化の原因となった金融事業・不動産証券化事業などとは必要な資本・ビジネスリスクなどが根本的に違いました。そこに気付けなかったのがすべてだった気がします。
10月1日でCSKはなくなるわけですが、社員だったわけでもないのになぜか憤りのようなものを感じます。
それは、自分が情報サービスの世界に身を置き、プログラマーやシステムエンジニアが苦しみながら仕事に臨む姿を見てきたからだと思います。本業以外のことが原因で会社がなくなってしまうことを(廃業するわけではないですが)、彼らがないがしろにされたように感じているのだと思います。
CSKのプログラマーやシステムエンジニアの人たちが、これから活躍されていくことを期待します。(じつは、経営が安定してみんな安心しているかもしれませんが(^-^) )