弦楽修行〜エクストリーム愚痴〜 | 「魔法使い」の弟子

「魔法使い」の弟子

シロートの、シロートによる、
シロートの為のオンガク日記

ぼくには理解力がない。


ヴァイオリンは好きだ。

弾いていると楽しいし、もっとうまくなりたい。


ぼくには、理解力がない。


音楽理論が苦手。何回も頑張ったのだけれど、だめだ。ふんわりとしかわからない。


これ以上うまくなるためには、音楽理論が必要なのだったら、ぼくはここで終わりだ。


メンコンはおろか、モーツアルトも弾けずベリオも弾けず。中途半端にカイザー真ん中まで。

これじゃどれだけ頑張っても大人向けに作られたファーストポジションのポピュラーミュージック曲集をガーガー弾くのが関の山なのだと思う。


それは嫌だから、音楽理論とピアノも頑張るって決めた。


でも、本当に頑張らなきゃいけないのかな?

大人の趣味のヴァイオリン、同じ教室のみんなは楽しそうに、下手したら音階すらやらず曲だけやってるのに、ぼくはピアノと音楽理論もやらなきゃいけないのかな?


ぼくだって、日頃のストレス解消に楽しく弾きたい。

実力よりもちょっぴし上乗せした曲を弾かせてもらいたいし、大丈夫!良くなってる!って励ましてもらいたい。それで自己肯定感アゲアゲにしていい気分になりたい。


最近、いつも怒られるんだ。

和声感がない、音階が落とし込めてない。

頑張って毎日の時間割いて何時間もヴァイオリン練習してレッスン行ってもピアノで理論のダメ出しを頂いておしまいなんだ。

ヴァイオリン必死で弾いてきたのに、そこについてはなんにも言ってもらえないんだ。


まあ、より良くするために理論が必要なことはわかる。

でもな、理解力がないから、理論の話をされてもわからないんだ。

勉強したはずなのに、覚えていないんだ。

致命的に理解力がないんだ。


ピアノだって、師匠はピアノも弾ける専門家だからⅠの次はⅤっていったらすぐポロンポロンって弾けるけど、ぼくが確認しようと思ったら、ド・ミ・ソ、ええと・・・どこだ?ああ、こことここか。じゃあ次はシレソ・・・ええと場所は・・・ってすごく時間がかかるんだ。それこそ音を感じ取る暇もないくらい。変化を聞き取ろうとすると、前のドミソ忘れるねん。ドミソのところに指持っていったらシレソ忘れてるねん。また鍵盤見て指おくとこから始まるねん。和声や音階以前に技術的な面でめっちゃ時間かかるねん。


まあ、師匠が好きで師匠のとこで教わりたいんやったらやるしかないからやるねんけど。ええもうここで愚痴りながらリアルではめりょめりょやるねんけど。これでうまならんかったら電子ピアノ抱きしめて東尋坊に落ちるわ。ピアノも弾いて理論もガチガチやってメンコンは絶対弾くねん。下手したらチャイコも弾いたるねん。シベリウス3楽章まで弾いたるねん。



はぁ。


・・・つらいわ。






という、全世界に向けた、愚痴。

つらみが深いぜ。