ヴィヴァルディの誕生会 | 「魔法使い」の弟子

「魔法使い」の弟子

シロートの、シロートによる、
シロートの為のオンガク日記

ビバルディの誕生日に、ビバルディ祭りに行った。
毎年恒例。

このコンサートはプロが聴かせてくれるオールビバルディプログラムの有料の演奏会です。珍しい曲をたくさんやってくれて、ふーたなんぞ聞いたこともない曲のオンパレードです。
そして第三幕は、出演者と観客が入り混じって合奏ができるのです!
プロと、コンサートホールで、合奏!!

夢のようなコンサートです。

ことしは、師匠が出ていないので行く気はなかったのだけれど、おともだちに・・・

『行かないつもり?まだ完璧に弾けたと言えないのに、逃げるつもり?!』(ふーた意訳)

と、言われたので、一緒に行った。
・・・次の発表会で狙ってるバイオリンデュオの曲もやることだし、予習ね。予習。

結果。

目的は、果たした!!
(目的:イケメンに調弦してもらう。)

ま、弾ける程度には自力で調弦できるけど、迷わずに『お願いします✨』と、頼んだ。
迷わず、イケメンに突進した。
ビューティおねぃさまや、スリムおねぇさまもおられたが、迷わずイケメンに一直線した。
ありがとうイケメン。長身で素敵だよイケメン。ただし燕尾服脱いだらイケメンかどうかは怪しいけどイケメン。むしろ燕尾服がイケメン。

イケメンに調弦してもらって、勇気百倍!!

今回は手綱を引く師匠がいないので、そりゃーもう落ちようが滑ろうが、なんのプレッシャーも気負いもなく楽しく弾けた。
おー、さすが楽器を変えただけあって、いい音しとるな~、おれさまの楽器。

と、思っていたら、横に立っていた主催者のおじさま(プロ)の音だった。

(ちなみにこのおじさまは師匠の門下の演奏会にかっこいい帽子をかぶってひょっこりと現れたり、音大OBの演奏会で椅子の準備のボランティアをしていたりで、何度もあったことがあるのだけれど、挨拶をしたことがない。声をかけたところで、どう話せばいいのか?○○師匠の門下です。と言うべきか?それとも、ファンです!と言うべきか?会うたびに迷い、そしてスルーしている。悲しい。)

なにはともあれ、夢のような時間を過ごせた。よかった。

えーと・・・

狙っていた曲は、いけそう・・・かな?
ビバルディ特有のてれたれとれたれ、というリズムは難しそうだけど、射程範囲にはある、と思う。

あと、チェロの音もヴィオラの音も、フルートやオーボエの音も好きだけれど、やっぱりヴァイオリンの音が一番好きということを改めて思った。

それから、省エネの弾き方は大事と思った。ものすごい速い音階の部分も、プロはパタパタしてない。むしろ、すごくナチュラルな動き。
弓を飛ばす。のは、肩や背中はほとんど動かない。前腕を二割と、あとは手首と指。

とゆーことを、客観的に見ることができるから、師匠がいない演奏会もたまにはいい。
(ファン根性丸出しで最前列で師匠の一挙一動を見るのもまたよし。)

そんな感じで、ことしはアーモール(途中から走るばーぢょん)4分の3くらいは弾けたので、来年こそは完奏を目指したいと思います。