新☆ピアノ道#02 | 「魔法使い」の弟子

「魔法使い」の弟子

シロートの、シロートによる、
シロートの為のオンガク日記

飼っている猫に腕を思いっきりばりょばりょにひっかかれました。




ふーたの手の甲は、現在、炎の紋章の形にえげっつないひっかき傷があります。


水の紋章と風の紋章、そして地の紋章をお持ちの方(おもにイケメン)。


一緒に魔王を倒しに行く旅の途中に恋に落ちてみませんか??




こうも残暑が厳しいと、飼い猫にひっかかれたという無残な事実を現実逃避の材料にしたくなる・・・


そんなお年頃のふーたです。




8月の31日の夜は、ブルームーンでした。


月に二回、満月が来る月の、二度目の満月をブルームーンというそうです。


当日の夜はふーたも、願いを込めて白い月を見上げ痛いよぅ。(←よっぽどひどくひっかかれたらしい)




・・・半袖が着れないのと、ヴァイオリンの師匠から無言の視線を受けるのと、


ピアノの先生から「どうしたんですか!!!」というおしかりを受けるのが、ちょっと嫌でアンニュイな私。


・・・・・・痛いよぅ。




ピアノのレッスンでした。




実は今週は、月曜にレッスンがある予定だったのですが、


急遽、先生のスケジュールが空いたということで、二日間、繰り上げ。




・・・・・・まづい・・・土日があると思って油断してた・・・




①バイエル新曲の譜読み。


②ハノンの新パターンのリズム変奏の確認。




このへんが全く!!出来てねぇ・・・。




と、金曜の夜に悩んで悩んで悩みぬき・・・(つかその暇あったら練習すれよ。)




よしっ!!!




・・・・・・バイエル捨てよう。(をい)




と、まあ悩んだ割には実にあっさりとバイエルの譜読みを諦めました。


ハノンのリズムは四分音符ひとつに八分音符みっつの三連符のパターン。


これはまあ、当日確認でもいける!そう信じよう!




レッスンは非情にもやってきました。


まずは先生に正直に言いました。




バイエル捨てたんでよろしく!!




先生は、


「大人は自分に甘すぎる」


と、嘆いておられましたが、




『子供と違って大人は、毎日社会で自分より厳しく苦しいものに立ち向かってんだから、


ピアノに関してくらい甘くしてください。』




というと、妙に納得されていました。


ふふん。そうなんだよ。


やっぱ先生はプロだから音楽に関してはすごくストイックに取り組んでるし、プライドもすごく持ってる。


でもさ、それと同じくらいに、ふーたやオトナスターターのサラリーマンさんは、


他の、やりたくもないことにも頑張ってるんだよ。


だからってさ・・・大人だから言っても出来ないって諦めるんじゃなくって、もうちょっとさ・・・こう・・・




ヌル甘く柔らかいマシュマロで包むように


扱ってほしい!!




と思うこともあるわけさ。たまにはね。


厳しさが優しさって思うこともあるけどね。


要はその厳しさとマシュマロのバランスを絶妙にとってほしい訳だよ。おばさんは。




という訳で、バイエルは初見で弾いてみて、練習方法を教わりました。


ハノンはリズムはとれたけど両手がばらけてたので、もう一週。


・・・変奏は今回が最後だから次回はハノンも譜読み・・・しばらくマルはいらないよ・・・どきどき。




ピアノの森の「縁日」も、練習の仕方を指導してもらいました。


・・・これ、毎日先生が練習に付き合ってくれたら、たぶん一週間で今まで2年分以上、上達できるぜ?


毎日先生が横に来て「甘い」「もっと集中!」とか言われると、精神的にきっつそうけど・・・(笑)




「縁日」に関しては・・・




「ふーたさんは弾けるとこで加速をかけて ぶっ飛ばすから、難しいところで失敗するんです!」




・・・なんか、どっかで聞いた言葉のような気が・・・


主にヴァイオリンだっけ・・・ああそうだ・・・カノンだ・・・ぶっ飛ぶんだよなぁ・・・


そうそう・・・八分音符で油断して32分音符で崩壊、ってパターンだよ・・・。




という訳で、レッスン終了。


なんだかんだ言いながら、練習してないのにちゃんとレッスンをつけてくれる。


先生ってやっぱしプロだなぁ・・・




と、しみじみ思う初秋の昼下がりでした。