ピアノ道#25 | 「魔法使い」の弟子

「魔法使い」の弟子

シロートの、シロートによる、
シロートの為のオンガク日記

ふーたは、ピアノを始めるとき・・・


「ま、電子ピアノでも気になんないくらいまでしかやらないし、

アコースティックピアノとの違いなんか、わかんないわかんない」


と、たかをくくっていました。

しかも、楽器を買うとき・・・


「音が鳴りゃいーのよ♪」


と、音色と鍵盤の重さは考慮したものの、他は全く考えず、購入しました。


・・・・・・甘かった・・・。


確かに、一度弾いただけで、指先の感触や、音の決定的な違いは、わかった。

ただ・・・まあ、初期レッスンにゃそんな違い、必要ないな、なんて思っていた。


まあ・・・そうだな・・・基礎教本を卒業して・・・いっぱしのソナタでも弾くようになったら、

アコースティックの良さも、わかるかな、くらいのもんだった。


しかし・・・


初期とはいえ、レッスンが進むにつれ、次第に明確にわかる、グランドピアノとの違い。

タッチとか重さの違いだけでなく・・・

音の芯とか、オンショクとか・・・


鍵盤に対するときの姿勢ひとつで、音が変わる。

手首の角度ひとつで、音が変わる。


すごいねェ・・・

奥が、深いねェ・・・


先生と「やっぱしアコピはいいなぁ・・・」という話をしました。

先生いわく・・・


「3年くらいしたら、ぜひ、買い替えてください!!」


うう・・・欲しいのは欲しいが・・・そっちにまで投資が回らん・・・

でもでも・・・細かい部分を練習しよう!とすると・・・

やっぱり、絶対、電子ピアノとアコースティックピアノは、別物だと思う。

電子ピアノってさ・・・やっぱし、家電なんだね。

スイッチを押したら音が出る、家電製品。


つーわけで・・・お子様にピアノを習わせよう!と、ピアノ購入をお考えの皆様。

アコースティックピアノにしましょう。

大人から始めたふーたですら、1年目にして明確に気付きました。

伸びしろのあるお子様なら・・・間違いなく、いつか、上達の妨げになると思います。


・・・ま、アコースティックだと全く練習できない!

のならば、電子でも致し方ないとは思いますが・・・


はっ!!

真面目なピアノブログみたいなことを書いてしまったっ!!


レッスンでした。


「そろそろ、中間部のスピードアップしないとヤバいぞりーりー」


という、先生の無言のプレッシャーを、前回レッスンで受けましたので・・・今回は・・・


猛練習!!!


・・・できませんでした。

ううう・・・お風呂に入って体温上げたら、

考え事を始める前にさっさと寝ないと・・・ホントに眠れなくなるんだよね。

そしたら・・・お風呂上がりのピアノ練習の時間、なくなっちゃうんだよね。

(じゃ、お風呂入る前に弾けよ・・・)


まずは、ハノン。

4番、第一変奏。


弾き始めに間違って、4番の主題を弾いてしまい・・・


「先生・・・わたしは今どこを弾いていたのでしょうか・・・」


と、無責任なことを、聞く(笑)


スタッカートで鍵盤から指がずり落ちて弾いていたものの、音色はキレイ。

ということで・・・マルでした。


次は第二変奏。

8分音符と16分音符の組み合わせで・・・

はじくような強いスタカートを練習してくるように。


バイエル。

77番。


もっと脱力して。

もっと柔らかく、優しく弾くこと。

スピードも、もっと緩めに。

(あ、この曲モデラートだったよ・・・)


もう、お願いやから頼むわ勘忍してェな、といった具合で、マルをつけないよう頼む。


本当は「この曲はもっと突き詰めたいです」みたいなもっともらしいコトを言った。

でも本心は、心の底から、次の曲の譜読みがしんどいのだ。

練習時間が足らんのだ。

(じゃ、ピアノしなけりゃよかったんじゃ、というもっともな声は、水に流しましょう)


努力のかいあって、来週まで持ち越しです。

・・・もっと強弱をつけて、グランドピアノの弾き方で、と言われました。

ををっ!!ハードルが上がった!!

これでもう二週ほど・・・持ち越して・・・げほげほ・・・


そして・・・


本日のメインイベント。

エリーゼのために、です。


練習をしていないので・・・もうものすごく弾き出しづらい。

そんな雰囲気を汲みとったのか、先生は・・・


「ヴァイオリンは、買い替えないんですか?」


という雑談をかませてくれた。


ええと・・・来月くらいに、国内の作家さんの展示会があってさ・・・

いちおう行く予定なんだけど・・・


もしかしたら、その時に、お気に入りの作家さん見つけたら・・・

選びに行っちゃうかも知んないな・・・本気で。


冒頭で、アコースティックピアノの話もしたけどさ、

アコピは本体+年に一度の調律費、で済むけどさ・・・


ヴァイオリンは「これ!!」って思った本体と、

弓がいるんだよね・・・

弓って結構重要でさ、やっぱ楽器に見合ったのが欲しいのだよ。


あ、でもでも、ピアノ入れるときって、床の補強工事、いるよね?

あと・・・グランド弾くとなると、防音工事も。


と言ったら、笑われた。


「ピアノ入れて床が抜ける家なら、それ以前に床が抜けてます!」


まあ・・・そういう雑談をぺちゃぺちゃとしまして・・・

(結局、しゃべった分、レッスン時間を延ばしてくださっていました。感謝だなぁ・・・)


さて、意を決して、エリーゼ弾きます。


問題の中間部ですが、ちょっとだけスピードアップできた・・・かな・・・?

冒頭部分は、なんか弾けば弾くほど、下手になってゆくような気が・・・


いろいろ意識しすぎると、必然的にミスタッチが増えます。

ミスタッチをすると、力んでしまいます。

力んでしまうと、ふーたは前傾姿勢になる癖があります。

手首がめさめさ下がって、さらに聞き苦しい音になってきます。


というのが、パターン。

ピアノでちゃんとした音程が出るのに、聞き苦しい音が出せるんだぜ?

どんな弾き方してんだか・・・まったく・・・。


ううん・・・なんだろうか・・・


ヴァイオリンはさ、とにかく曲を仕上げるのが何より楽しくて、

練習曲(特にカイザーとか)は、

ものすんごく食指が進まないんだけど(進まないんだ・・・ 笑)


ピアノはね・・・

とにかく、今は、バイエルが、楽しい。


そりゃ、エリーゼは絶対に弾けるようになりたい曲だったし、

そのうち、もっと有名な・・・トルコ行進曲とか、悲愴の第一楽章とか、弾いてみたい。


でもさ・・・なんとなくでも、弾けるようになるまでが長いんだよ。

音を追えるようになるまでが、苦しいんだよ。


ヴァイオリンと違い、明確に、ミスタッチはミスタッチとして、表現されちゃうしさ。

・・・ま、ここ越えないとショパンとか死ぬまで弾けなさそうだし・・・


師匠と、おかーさまと、三人で合奏するって夢、

ふーたがヴァイオリンで無理ってわかったら、ピアノ伴奏ででも、実現させたいし・・・

(↑保険をかけている)


なにより、師匠や先生が見ている景色、

少しでも、見てみたいんだ。

楽器が弾ける人生って、どういうものなのか・・・

少しでいいから、刻んでみたいんだ。


つーわけで・・・ピアノレッスン、しばらく間隔が開きますが・・・

(来週は、ちょっとお出かけでお休みしました)


がんばってスピードアップするっ!!

あと、バイエル、次のやつの譜読みもやっとく!!

(久々の決意表明)


・・・三週間なんて、あっとゆーまです。

がんばって練習やります。