世界を感じる日。 | 「魔法使い」の弟子

「魔法使い」の弟子

シロートの、シロートによる、
シロートの為のオンガク日記

ライブを、見に行ってきた。


今日のライブは、師匠はゲスト出演。

主役は・・・ケルティックギターの世界的権威のひと。


日本が今、こういう状況で、外国の方は日本から逃げてゆく方も多い中・・・

「日本が好きだよ!」と言って、ツアーに来てくださった、アメリカのおじさま。


ステキでした。


ふーたは、もともとギターにはあまり興味がなく、

弾いてる人の腕の良しあしなども、もひとつわかりませんが・・・


「世界」を、そこに感じました。

んー、なんて言うんだろう・・・

はじめてパールマンを聞いた時の、あの感覚に似てるかも。


音が、ひたすらに丸いんだ。

とがっていたり、いびつな丸じゃなくって、ひたすら真ん丸な、球。

それが粒ぞろいに揃ってて、空間中に流れてるみたいな・・・


そんな感じ。


アンコール曲には、バッハのシャコンヌを弾いてくださいました。

そうです。無伴奏パルティータのアレです。


素敵でした。

なんだろな・・・やっぱりバッハって・・・すごいのな。

ヴァイオリンで弾いてるの聴いた時も、なんじゃこりゃぁ、だったけど・・・

ギターでやっても、なんじゃこりゃぁ。


しかも笑って「初披露なんだ。うまく弾けないかも」と言っておられ・・・

分散和音を弾きながら「間違った!」と、つぶやきながらの演奏でしたが・・・


カッコイイ!

間違ったなんか、全然わかんないし。


最後には出口で、握手してもらっちゃいました♪

柔らかくって、あったかくって、ぽにゅぽにゅの手で・・・

ぎゅってしたら、思いっきし力いっぱい、ギュッとしてくれました。


・・・アカン・・・惚れてまうやないか・・・

(↑異人さんにめっぽう弱いやつ)


師匠も、ゲスト演奏で、4曲。

いつものユニットでの出演です。

正式にアメリカ留学するって話もしていて・・・

それ聞いたら、ああ、やっぱり本当なんだなぁってちょっと淋しくなった。


ま、レッスンは続けてくれるんだけどね。


何だろうな・・・世界的権威を前に、気合が入ってたのかな・・・

それとも、留学に向けて、猛勉強してるからなのかな・・・


音が、全然違ってた。

伸びやかな高音とか、迫力が全然変わってた。


いつもによっていつものごとく、今日も泣いた。

ああっ!!化粧が流れて黒い涙が出る!!

ってくらい、泣いた。


いつもの、懐深い師匠の演奏に。

あとは・・・いまだ進化し続ける師匠の背中が、また遠くなった気がして・・・


ふーたは、いつまで師匠について行くことを許されるんだろうか?

いつか、遠くの背中も見えなくなってしまう気がして・・・


やっぱり、淋しい。

誇りに思うし、活躍してほしい!っておもうけど・・・

うん。

ちょっとだけ、淋しいや。


せめて、背中を見失ってしまわないように・・・

追いかけることが許されるうちは、がんばって練習しようっと!!



追記。


帰り道、駅前で・・・赤いヒトを見た。

二度見した。


し・・・し・・・・


シャア=アズナブル?!


にいさん。(誰だよ)

日本は、広いです。

この国では、日曜の夜、シャア=アズナブルが・・・

チラシを配っています。

MS乗りというのは、きっとよほど、食えない仕事なのでしょう(笑)


そんないちにち。


よしゃ!!明日から、置いてかれないように、練習頑張るぞっ!!