弦楽器フェア | 「魔法使い」の弟子

「魔法使い」の弟子

シロートの、シロートによる、
シロートの為のオンガク日記

今日は、おともだちと、遊んできました。


はちみつやさんで、師匠への贈り物(先日、ふーたが開けてしまった)を購入。

そのあと、紅茶屋さんで、ハーブティを何種類か買って・・・



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おしゃれなステキオーガニックキッチンでお食事後、弦楽器フェアへ行ってきました。



①まず肩当て。

考えていたビバラムジカの上位機種が登場。

そんなには音は変わんないんだけど・・・フィット感がいい。

お値段は・・・前のよかちょっと高いけど、Kunのブラボーよりは安い。


しかも・・・黒っぽいしなやかなバデー(ジャパネットたかた風でよろしく)と、

ピカピカキラキラ金色の金属部分にほれ込み、お買い上げ。


・・・折りたたみ式になっているのですが、

折りたたむとヴァイオリンケースに入らないという致命的な欠点を発見。

でも買うと決めたので、折りたたまずにケースに入れることに。


・・・折りたたみOK!な意味ねーじゃん・・・(笑)


②次に、弓。

まず2本、パターンが違う奴を出していただき、

どっちかつーと張りの強い、圧をガツガツかけれる弓をチョイス。


ううん・・・ご予算くらいのお値段だと・・・そんなに目覚ましくは変わらないなあ・・・

そりゃま、ひねこよりは断然、弾きやすいんだけど・・・


ぶっちゃけ、27万円の弓と39万円の弓では、そんなに変わんなかったり・・・


ただし、お値段が60万円を超えたあたりから、話は変わります。


バランスがイイ!

弓が軽い!

スピッカートもサルタートも、かかりやすい!

先弓まで均等に力が掛けれる!


まるで、弓が自分の腕になったみたいです。

でもさすがに、この場で「コレ買います!!」

という訳にもいかないので、そのワードは封印。


・・・中国産コンテンポラリー弓などにも、実は興味があり・・・

あと、国内作家さんの弓も試してみたい・・・


フレンチボウが主流で、モノがいい、

ブランド力があるということはわかっているのですが・・・


あ、一本試させてもらったイタリアの弓はステキでした。

張りの強さと、腰の強さと、高音に対するアプローチの良さが・・・ステキ♪



③ついでに、楽器。

とりあえず・・・パッと見てコレがいい!!と思った一台を、試奏させていただきました。

ドイツ製のオールド仕上げ(新作です)で、

ツゲのフィッティングと黄色いニスの色が、ふーた好みだったからです。

ただし、ご予算よりも・・・だいぶん越えた価格だったのですが・・・(笑)


・・・・・・ん?


なんか・・・100万円(そんないいの弾いたんだ)とは思えない・・・この感激のなさ??

ま、トニヨに比べると音は格段にいいのですが・・・なんか好みと違う・・・


ここから、ふーたの傍若無人モンスター客っぷりは、始まります。


つぎに・・・オールド仕上げ(これも新作)フランスの一台をチョイス。

こっちは薄めのこげ茶色で、昔のふーたが好きだった色合いです。

(お値段は、先ほどと同じくらい。また予算オーバー 笑)


確かに音はいいです。

低音がよく響いて、ずっしり暗い感じ??


ただ・・・なんでしょう?

腹にいちもつを抱えた感じというか・・・

お前なんかに簡単になってやるかよ、けっ、というか・・・

そう。イケズな感じがします。


うー、フレンチヴァイオリン・・・いいと思ってたんだけどな・・・


ここで、全く気に入ってなかった・・・新作イタリーの楽器が出てきました。

はっきりいって、見た目は最悪です。

ぺったりと茶色いニスの色。

黒のフィッティング。

なんか・・・のっぺりしてるし、こいつは、ないなと試奏から外していた奴でした。


・・・・・・・・・


・・・・・・・・・!!!!


ひーーーーー!!!

こりゃすんげぇいい音だっ!!


E線で力一杯やっても、ヒィとも言わないし、

A線とD線が・・・深く響く感じ。

G線も・・・圧をかけると、がっつり鳴る感じ!


ちょっと興奮しました。

イタリアクレモナ製、それだけで実は、ヴァイオリンのお値段は跳ね上がります。

いわゆる・・・「ブランド」とゆーやつです。


なので・・・ふーた的にはそういうのにはこだわらないでいよう、

と・・・意識的に候補から外していたのですが・・・

イタリー製、侮りがたしです。


ちなみに・・・こちらの楽器も、先ほどまでの二台と同じくらいの価格帯。

しかし・・・イタリーの楽器だと、この値段が最低金額だとか・・・


くぅ・・・出せん・・・この金額はさすがに出せんが・・・いい音じゃ・・・。


ここで、店員さんから「何かほかに、弾いてみたいのは?」と言ってくださったので・・・

モンスターふーたは臆面もなくいいます。


「一番バカ高い楽器を、弾かせてください!!」


出ました。


300万円台の楽器です。

ラベルを見ると・・・モラッシー!!

ふーたでも知ってる名前の楽器です!!


・・・・・・うう・・・ビビって音が出せん・・・

楽器のキャパは感じますが・・・いかんせん、腕が伴ってないつーか・・・

いや、ただ単に緊張して、弓圧がっつりかけきれてなかったよな・・・


あとは・・・他のイタリーの楽器や、自分の予算くらいの、

ドイツやフランスの楽器を入れ替わり立ち替わり弾かせていただき・・・


結論。


イタリア製は、いい。


あ゛~!!でも最低額が100万円なんだよねぇ・・・

ポンと出して「てへ、失敗しちゃった♪」で済む金額じゃ、ないよね・・・。


ちなみに一番良かった楽器と弓のコンビネーションは・・・


100万イタリーと60万フレンチボウの組み合わせでした。

無理。そんなに出すの絶対無理(きっぱり)。


まあ、とりあえず指針はできました。

つまりこれから・・・この新作イタリーの音を出せる、

予算くらいのリーズナブルな楽器を探せばいいのです。


にしても・・・ヴァイオリン、オソロシイ楽器です。

ふーたが3年前、楽器を始めたころには・・・

5万円すら出すのがもったいない、

3万ほどの楽器があったら、それでいいやとか思っていたのですが・・・


100万円を超える楽器を、平気で試奏している自分が、ここにいます(笑)


そして、今日のまとめ。


あ~、宝くじ当たんないかな・・・。

(結局そこかよ)