すごく迫力がありとても楽しめた映画でした。
今回の映画『Michael/マイケル』は、単なる伝記映画ではなく、一人の天才エンターテイナーの光と影を描いた壮大な人間ドラマだった。
幼少期のジャクソン5時代から世界的スターへと駆け上がる姿は圧巻で、名曲の数々とともにマイケルの情熱や苦悩が伝わってくる。
主演は甥っ子のジャファー・ジャクソン で、驚くほど本人に近く、歌やダンスだけでなく繊細な表情まで見事に再現していた。いくら甥っ子とはいえマイケルと同じ様に動けるまでは余程訓練しただろう。
特にステージシーンはまるで本物のコンサートを観ているような迫力があり、往年のファンはもちろん、マイケルを知らない世代も引き込まれるだろう。
一方で、栄光の裏にある孤独や家族との葛藤も丁寧に描かれており、世界中から愛されたスターでありながら、一人の人間として苦しみ続けた姿に胸を打たれた。数々のヒット曲が流れるたびに、その音楽が時代を超えて人々の心を動かし続ける理由を改めて感じる。
映画を観終えた後は、マイケル・ジャクソンという伝説の偉大さだけでなく、その人生の重みについても深く考えさせられる作品だった。
ただ、妹のジャネット・ジャクソンやマドンナなど影響力のある人たちが全く出ていない。
特に妹の ジャネット・ジャクソン が全く登場しないのは不自然だった。
マイケルとジャネットは幼少期から関係が深く、後年に「Scream」で共演したほどですから、本来なら重要人物。
また、マドンナや ダイアナ・ロスなど、マイケルの人生やキャリアに大きな影響を与えた人物もほとんど描かれていません。
映画全体は、マイケルを取り巻く時代や人物像ではなく、「マイケル個人の物語」に焦点を絞り周辺人物をかなり整理した感じです。
今回の映画は1980年代後半までを中心に描いており、後年の人間関係や音楽業界での交流はほぼ省略されているので、おそらく続編映画が作られると思いました。
ただ、1980年後半以降マイケルには栄光だけでなく様々な事件もありましたから、これをどの様に扱うか。 上映されたら面白そう。

