さて、パーティ会場へ案内されました。
戸外は桜が美しい春の陽光
広い会場の最奥には、私の大好きなものが。
そう、
あの超絶技巧のリストとオスカーピーターソンが愛したピアノ、
ベーゼンドルファーが置かれています。
3年ぶりの対面です。
手が大きく指がショパンよりも一関節分位長く力強い超絶技巧でピアノをよく壊したと言われるリストですが、そのリストの酷使にも耐えて改善され世界一のピアノと言われる様になりました。
私はピアノでは、この重低音が特に響くベーゼンドルファーの音が大好きです。
しかし 日本の音楽会ではあまり使われていませんし、テレビでも滅多に映りませんから、実際に見る機会も聞く機会も日本では少なく寂しいです。
3年ぶりの対面。でも今日はその声は聞けません 演奏は無いと言われてとても残念。
でも、近くまで行ってじっくりと拝見。
ここのヴェーゼンドルファーは一般の黒いものとは全く違い、金色の鋭角三角形のアール・デコ調の強くたくましい脚を持ち 、どっしりと構え、どんな強い音にも何にも負けないという感じに赤を効かせた派手重厚な存在感です。
この赤とクロで統一しがっしりとした金属脚のベーゼンドルファーは、3500万円位するそうです。
以前も同じ桜の時期にここで、このピアノの演奏を聴きながらフレンチのフルコースを頂きましたが、今回は演奏は無く食事もライトコースです。
ベーゼンドルファーが聴きたかったなー。
さて 次回はランチです。
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ベーゼンドルファーは、オーストリアのピアノ製造会社。標準的な88鍵のピアノに加えて、低音部が拡張された92鍵および97鍵のピアノを製造していることで知られています。 (ここにあるものは92鍵でした)
かつて数々の歴史あるピアノブランドが長い年月で衰退していく中、その人気を長らくスタインウェイと二分してきました。
現代の世界四大ピアノメーカーは、スタインウェイ、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファー、ヤマハで、いずれも150年を超える歴史を持ちます。
固い意思と剛毅さ、低音部の鍵盤の数も他より多く、どんな強い演奏にも負けない、世界の巨匠が選んだピアノです。
リストを代表にブラームス、ヨハン・シュトラウスなど数多くの音楽家に愛奏され、「ウィンナートーン」、「至福のピアニッシモ」といわれる美しい響きを継承してきました。
ベーゼンドルファーのピアノを特に愛用したピアニストとしてはヴィルヘルム・バックハウスが有名。ジャズ界においては、オスカー・ピーターソンが「ベーゼン弾き」としてよく知られています。
最近のピアニストではアンドラーシュ・シフ、パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームス、フリードリヒ・グルダ、ギャリック・オールソン、ヴァレンティーナ・リシッツァもベーゼンドルファーのピアノを好んで用いている。また、スヴャトスラフ・リヒテルも何枚かの録音を残しています。
世界四大ピアノの中でも最も高価なものです。
ベーゼンドルファーの音色は、深くあたたかく、やわらかに歌うように響くのが特徴です。特に中低音は豊かで、低音には重厚さと長い余韻があります。繊細なピアニッシモも美しく、「ウィンナートーン」と呼ばれる多彩でやさしい響きが、聴く人の心にそっと寄り添います。
一方で、スタインウェイは演奏会でもよく使われる様に、明るく華やかで力強く、どんな場面でも映える万能な音色。
ベヒシュタインは透明感があり、繊細で澄んだ響きが魅力です。
ヤマハは明るくバランスがよく、ジャンルを問わず親しみやすい優等生の様な音が特徴です。
それぞれに個性がありますが、ベーゼンドルファーはとりわけ繊細でやさしく心に響く音を持つピアノといえるでしょう。僕はベーゼンドルファーの低音部が特に好きです。
どんな楽器でもメーカーにより音色が大きく変わりますが、
例えば、サックスですと低音部に特に味のあるくせものセルマーが好きですし、フルートも世界に多くのメーカーがありますが、日本のムラマツの独特な音色が一番好き。
ヤマハは多くの種類の楽器を作っていますがどれも、とてもバランスよく優等生の音色。でもその良さが偏屈な僕にはちょっともの足りません。
かつてベーゼンドルファーは1980年までショパン国際ピアノコンクールの公式ピアノの一つでしたが、のちにヤマハとカワイとファツィオリが採用されたことにより公式ピアノから引退していますが、ウィーン・ベートーヴェン国際ピアノコンクールでは、使用ピアノはベーゼンドルファーだけと決まっています。











