長月に
入れど外は
灼熱の夏
酷暑でも
涼を呼びこむ
秋茜
虫の音で
秋を気づかす
この暑さ
秋風を
心に入れる
栗の菓子
本日は 長月の朔日
恵那の秋を代表する味覚
栗きんとんは9月1日から販売開始です。
岐阜県の東美濃 恵那市や中津川市は秋になると何十軒ものお菓子屋さんが自家製の栗きんとんを販売されます。
以前、毎年数十軒の栗きんとんの食べ比べを10年間ほどに渡って行ったことがあります。
ある程度勝ち残ってきた栗きんとんはお抹茶やお煎茶、番茶に合わせ更に食べ比べます。
栗と砂糖だけの世界ですから、味の差は微妙ですが、この10年近く食べ比べをしてきますと、美味しい店は毎年ほぼ同じような店舗に絞られてきて、お抹茶では「恵那寿や」、「恵那川上屋」、「中津川すや」、が常連で、時々他の店が3、4番に入ってきましたが、
お抹茶に合う上品な栗きんとんの一番はほぼいつも「恵那寿や」さんでした。
(お番茶に合わせる栗きんとんは岩村町の松浦軒本店が一番でした)
栗きんとんは本来、栗と砂糖だけでつくるお菓子なのですが、
近年、人工甘味料のトレハロースを使うお店が増えて半数上になってきています。
トレハロースの原料の大部分が遺伝子組み換え、枯葉剤使用トウモロコシの疑いがあり、不安です。
余分なもの入れないできちんと作れば美味しいのに。余分な心配しなくて良いのに。
私が選ぶ栗きんとんは栗と砂糖だけで作られたお菓子屋さんのものだけです。
ですから、恵那寿やさんの栗きんとんも
昔ながらの栗と砂糖のみで作られている正統派です。
余分なものを
足さない
引かない
本物の味が楽しめます。
日本料理には、季節の移ろいを楽しむ「走り・旬・名残」がありますが、
栗きんとんの「走り」は丁度今。
まだ白っぽく味もまだ乗ってはいませんがきれいな若さのある味です。
栗きんとんの「旬(盛り)」は10月から
色もほんのすこし黄色で栗っぽく甘さも乗り、栄養価も高く一番美味しい時期です。
名残の11月になると、ほんの少し黒ずんでちょっと複雑な濃厚な味が出てきます。
走り・旬・名残で変わる味の変化。これが自然からの贈り物の楽しさですね。
今日は解禁日、早速
「恵那寿や」さんへ出向いて頂いてきました。
早速お抹茶に合わせていただきますが、
栗きんとんは濱田庄司の小皿に載せ、
お抹茶は河井寛次郎の三色彩碗にオーガニック抹茶を水点てで氷を浮かべていただきました。
初物の
走りの栗は
涼の味
初秋を思わす
清しさの味
走りの味は とてもきれいな美味しさ 気持ちよく 美味しく いただきました。
初物は東を向いて笑いましょう






