3年位前にオープンしたということで、四年ぶりに帰省したので初めてのお店。
お店の壁に蕎麦名人「翁」のだるま 高橋邦弘氏の額があり、
尋ねたら、高橋邦弘氏のお弟子さんで鳥取県日野町の方の所で修行された女性店主で、倉吉で開業とのこと。
高橋名人の蕎麦打ちは2度も見に行ったが、打たれるのは二八蕎麦。
すぐ目の前で打たれるその手は、無駄が一切なくどんな蕎麦屋よりもとても早く、まるで神の手のようです。
江戸蕎麦の並蕎麦の常道(切りべら23本(1寸(3.03cm)を23本に切る(1.3mm)並切り))より少しだけ太く、麺線はスッと走りとてもきれいで、蕎麦つゆの味も中庸で、形、喉越し、味の三者が揃った素晴らしい蕎麦です。
さて、こちらは高橋名人の孫弟子だが、二八蕎麦ではなく、九一蕎麦(九一とはそば粉9につなぎ1の割合)で、切った太さは15本切り(1寸(3.3cm)を15本に切る、約2mm位の幅)の太打ちで全く違う。
残念ながら今日は車の運転だから蕎麦屋酒は、無し
注文
蕎麦がきのお吸い物480円
野菜の天ぷら粗挽き蕎麦2180円
粗挽きは1日10食のみとの事
メニューのざる蕎麦1080円 粗挽きは+200円で粗挽き蕎麦1280円 大都会と同じの値段で強気の値段だが、美味しければ良い。
⚫︎そばは福井産 鬼殻入り30メッシュ位の粒子
美味しそうな色をしている。
いつものことだが、まず 何もつけずその味を楽しむ
甘味は少ないがまあまあの味
蕎麦つゆ
鰹節と昆布に、鯖節を使っているのだろういい旨みだがちょっとサバの生臭みが出ている、少し残念。
⚫︎蕎麦がきのお吸い物
小さな団子状の可愛い蕎麦がきが2個入っている。
プリプリっとした固め ざる蕎麦用の50メッシュ位の粒子かな。
小さすぎて蕎麦がきのおいしさが楽しめない。一個にして、もっと大きくすれば蕎麦がきの美味しさが楽しめるのに。
香害についての注意書きが書かれていた。
食の場所だけでなくどんな場所でも当たり前のことだと思うが、
特にその匂いは料理の香りや全てを台無しにする。
こう言うことを書かねばならないほど世は化粧品や洗剤その他、あまりにも酷い臭いで乱れていると言うことです。
何はともあれ、倉吉市では一番美味しい蕎麦だろう。
ご馳走様
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蕎麦酒房 つなぎや
鳥取県倉吉市上井262-7
0858-24-5114