箱根美術館 2023/9/11 | foo-d 風土

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自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

 

 

 

さすが岡田茂吉の美術館

衣・食・住・生きとし行けるものすべてに対する

美意識の素晴らしさが現されている

 箱根で最も古い美術館であり、MOA美術館を建てる前の原点の美術館であり、館内は鎌倉・室町時代に製作された力強く重厚な六古窯の壺や甕などを中心に、「日本のやきもの」が陳列されている。

陳列品は全体的に地味だが、しっとりとしてどっしりとして大地から作られた いいものがある。

 今回はこの「日本のやきもの」をのせましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして次回は、この美術館の最高の作品である、敷地面積約3万坪にひろがるという庭「神仙郷」を。

箱根の山々を借景としながら約130種類の苔と200本のモミジの「苔庭」や、「萩の道」、「竹庭」など変化したお庭が広がっています。

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箱根美術館

神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300

昭和27年(1952)神仙郷内に箱根美術館を建設して、日本の伝統文化の継承と発展、日本東洋美術品の収集と公開に力を注ぎました。

箱根美術館の開館時に次のような挨拶をしています。

「元来美術品なるものは、できるだけ大衆に見せ、楽しませて、知らず識らずのうちに人間の心性を高めることこそ、その存在理由といえましょう。日本本来の美の国、世界のパラダイスとしての実現を念願する以外、他意はないのであります」

「日本全土を打って世界の公園たらしめ、美術に対する弛まぬ努力によって最高標準にまで発達せしめるべきである。観光事業と美術工芸の二大国策を樹立し、それに向って邁進することである。この結果として人類に対し思想の向上に資する。一言にしていえば高度の文化的芸術国家たらしめることである」

「優れた美術品には、人々の魂を浄化し、心に安らぎを与え、幸福に誘(いざな)う力がある」と考え[1]、「美術品は決して独占すべきものではなく、一人でも多くの人に見せ、娯しませ、人間の品性を向上させる事こそ、文化の発展に大いに寄与」するとの信念のもと、戦後は東洋美術の優品の蒐集に努めて海外流出の防止を目指した。昭和27年6月に箱根町強羅に箱根美術館を開館しする。

昭和57年、姉妹館であるMOA美術館の開館以降は、鎌倉・室町時代に製作された力強く重厚な六古窯の壺や甕などを中心に、縄文時代の土器から江戸時代の作品まで、「日本のやきもの」を常設展示している。

建築物(鉄筋コンクリート3階建て)、内装、展示ケースはすべて創立者 岡田茂吉の設計。箱根強羅の箱根美術館のある一帯は、「神仙郷」(敷地面積約3万坪)として整備されている[3]。神仙郷には、約130種類の苔と200本のモミジの「苔庭」や、「萩の道」、「竹庭」などがあり、四季折々に美しい姿をみせる。特に11月は、庭園内のモミジが一斉に色づき、紅葉の名所として名高い。土日祝日と11月には通常公開されている庭園に加え、巨岩の石組みを中心とした庭園「石楽園」も、特別公開をしている。これら一帯は平成25年8月1日に国の登録記念物に登録され[4]、令和3年3月26日には国の名勝に指定されている[5]。

苔庭に面した茶室「真和亭」では、無農薬で栽培された抹茶と季節ごとに変わる和菓子が楽しめる。