藤の花の蕎麦懐石 | foo-d 風土

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自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

雨上がりの後 恵那の山は きれいに洗われ

浅葱や若緑 千色の緑 かほど美しいかと思わせてくれます。

 

 その輝く緑の山の麓 

   川沿いの木立に囲まれた中に

名残を惜しむ美しい藤が咲いていました。

 

 枝垂れ咲く

   貴き衣の

    甘き香は

  源氏の愛の

    深き紫

 

古来より日本で最も高貴といわれ愛された紫。

その紫を意識して源氏物語を書いた紫式部も最愛の女性二人に

     藤壺 若紫 紫の上 と名付けたのでしょう

 

咲いている花を

ダイニングの入り口の

 伊勢型紙と共に飾ってみました。

この型紙で

 どのような素敵なお召し物が染められたでしょうね

   どのような方がお召しになられたのでしょう

    さぞや美しかったでしょう

 

 旬をあそぶ

  「物語のある料理

   恵那の野山の蕎麦懐石」にも楚々と枝垂れる藤の花は特別な花です。

 

この今だけ 藤の花の蕎麦懐石をお召し頂きます。

 

 

アミューズ(ひと口のお楽しみ)は藤の花

ジャスミンにも似た

 甘いやさしい香りは

そのしだれる

  薄紫の花とともに

   清楚な

 美しい和心の女性を想わせます

甘い香りをかぐだけでも、心は癒やされるのに、身体のなかの「活性酸素を抑制・消去」する効果もあります

 

アペリティフにご用意した

二種類のお酒

 

 時代を経た年輪のお酒

  過ぎし日の思いを楽しむ

      時の匠

藤色の衣を纏ったお酒

 水に映る藤の花のように芳しく高貴な味わいの

      水響華

  どちらも心に響くお酒です。

 

藤の花のカットグラスで

 どうぞお召し上がりください

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 その昔 西暦604年 聖徳太子の冠位十二階では位により衣の色を変えましたが、紫衣が一番貴重で最高位でした。奈良時代から紫衣を着ることができたのは一部の最高級貴族と天皇家だけ、それ以外は決して着用することを許さない、禁色とされるようになりました。

江戸時代においても、天皇家から紫衣を許された高僧の沢庵和尚から徳川幕府は紫衣を剥奪して流罪にした(紫衣事件)ほどでした。

 高貴なる

  衣まといし

    その花は

  だらりの帯の

     紫乃君