KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2023
世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される国際的な写真祭です。
一千年の伝統がありながら、その一方で先端文化の発信地でもあり続けてきた京都。その京都がもっとも美しいといわれる春に
ファッションやデザイン、アート、ジャーナリズムなど幅広い分野で活躍する写真家やアーティストが、歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間で展開する京都ならではの特徴ある写真祭。
第11回目のテーマ「BORDER=境界線」
市内19会場で実施される15のメインプログラムを楽しめます。
11回目のKYOTOGRAPHIEは、おそらく過去最高の完成度と言われます。
四条烏丸を中心に半径2km程の範囲の仏閣や町屋、展示スペース等の全19箇所の展示。
写真の展覧会だから絵画や彫刻よりは見る時間が短いだろうと全部回れるだろうと計画しましたが、
二条城 二の丸御殿 台所・御清所(重要文化財)での高木由利子展その他、尊厳死や薬害、SDGEs、戦争その他現代の問題点を写真という媒体で深く表現している。
素晴らしすぎる展示、ディープ、深すぎる心奥、重い写真等 社会問題を深く表現したもの等、軽くサッと見るつもりが自ずとじっくりと見てしまい、急いでも2日間で12位しか回れなかったが、どこも見逃せない写真展でした。
特に二条城 二の丸御殿 台所・御清所(重要文化財)での高木由利子の『PARALLEL WORLD』展は特出して素晴らしかった。
これはファッション好きにも絶対見逃せない。これだけでもわざわざ京都に来た価値があったと思います。
⚫︎No.9 高木由利子『PARALLEL WORLD』展
二条城へ入り
二の丸御殿 台所
中に入ると大きな格子の木枠に表装した特大サイズの写真が連なり、プロローグから圧倒される。
平安建築の重要文化財・台所の重厚で素晴らしい建物の凄さの中に溶け込んだ巨大なディオールや超一流デザイナー作品の中の極め付けアングル 写真その他が壮大な水墨の世界のようでもあり、写真が躍動している。
梁の見事さ! 負けていない写真!
ディオール(Christian Dior )
衣服や人体を通し「人の存在」を撮り続けている高木由利子は、12カ国への旅で撮られた日常的に民族衣装を着ている人々を撮影した「Threads of Beauty」シリーズと、80年代から撮り続けたコムデギャルソンやイッセイミヤケ、ジャン・ポール・ゴルチェ、ジョン・ガリアーノ、ヨーガン・レールなど 広告、雑誌などのため撮影された80年代からのファッション写真と新たに撮り下ろされたディオールのオートクチュールを撮り下ろした新作を含むファッション写真のシリーズとが同時に共時的に存在する二つの世界としてパラレルに展示。
高木氏は「この写真の二つの世界に共通の愛を感じた」とコメントしていたようですが、
これもひとつの「BORDER(境界線)」であり、PARALLEL WORLD(並行する世界)なのでしょうが、
私には、それを超えて共生しているように感じ、
さらに400年以上の歴史ある建物で行われたことにより3社が共鳴(resonance)して、これらの境界の先に続く大きな世界へと行くように感じました。
かつてファッションの世界の片隅で生きていましたが、いつも参考にしたり見ていた雑誌 vogueなどで見たデザイナーたち、デザインの参考にした世界の民族衣装のことなどを思いながらとても充実した時間でした。
素晴らしい建物と 素晴らしい写真が融合して昇華した展覧会。
本当に良い勉強をさせていただきました。
ありがとうございました。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023は 2023年4月15日 (土) - 2023年5月14日 (日)
見逃せませんよ ぜひご覧ください






































