生誕100年 吉田たすくとゆかりの作家展 2022/11/22 | foo-d 風土

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自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

 

「生誕100年 吉田たすくとゆかりの作家展」
 鳥取の実家に帰り、父の後を継いでいる鳥取県無形文化財の染織家の弟と行ってきました。
 今回出品の織物たちは普段は畳んで仕舞われていますから、こうして一堂に見られるのは、生前の池袋西武百貨店や梅田阪急百貨店、銀座での個展や、30年前の倉吉市立博物館での回顧展以来です。(今回は倉吉市立博物館が修理のため長期休館中でこちらで実施されましたが、会場は少し狭いので、一部の作品しか出品できていませんが。)
 今回は特に父が製作した機織り用の道具や小型織機、焼き物なども出品されているので、余計にとても懐かしく、嬉しく、思い出が次々と蘇り、
弟と二人でこれの制作したころ何していたとか、父が織っていたり、用具を削っていた時に私は何歳で横でナイフを持ち似たものを削っていたとか、とても楽しい回想の時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それに加え父の3人の兄
 じいちゃん 伊藤宝城(伊藤博)画家・彫刻家・詩人・医師 
 えきたのおっちゃん(北条町江北に住んでいました) 伊藤武 画家・医師  
 彰おじ 伊藤彰 画家 (東京芸大で優秀だったのに僕が生まれる前に戦死)
の作品とともに、れんべえおっちゃん(私の母方の大叔父 加藤廉兵衛)の可愛い土人形や、 とても可愛がっていただいた生田さん 生田和孝(河井寛次郎の助手を務め、丹波で作陶し全国的に有名な陶芸家)、その他、多くの方達の作品が出されていて、また、数々の思い出に浸れました。

 改めてこうして作品を一堂に観ますと、第三者的に冷徹な目で見ても、吉田たすくは素晴らしいものを創造する特殊な頭と器用な腕、さまざまなものを凌駕する感覚を持った芸術家だと思いました。
今、父の亡くなった歳を遥か越して活きていますが、こんな父の下で生まれたらもっともっと成長していなければならなかったと思います。
 
 情けなさが
   服を着て
    彷徨っている

中也っぽいですが、でも僕は陽性のペシミスト。 遊び心で明日の新しい発見を見つけに行きます。

 この展覧会を開催していただいた関係者の方々及び、多くの来館者の方々に、深くお礼申し上げます。
 尚、この展覧会は12月4日まで開催されています。是非吉田たすくの世界をじっくりと堪能してください。
織りだけでも、感性だけでもなく
 必ず、あなたの芸術感の今後の参考になると思います。

「生誕100年 吉田たすくとゆかりの作家展」
【会期】 令和4年11月3日(木曜日・祝日)~12月4日(日曜日)
【時間】 午前9時~午後5時
【休館日】 11月4日、11月7日、11月14日、11月21日、11月24日、11月28日

北栄みらい伝承館
鳥取県東伯郡北栄町田井47-1