レーン、レーン、レーン
コナコーストが鮫島克駿からD.レーンに乗り替わりになるらしい。
確かにレーンは上手いんだろうけど、桜花賞の鮫島克駿は完璧な騎乗だと思ったけどね。勝ったリバティアイランドが凄すぎただけでさ。
鮫島克駿は今年9年目、昨年あたりからかなり乗れる騎手に成長してきたと思うし、それとともに馬質も上がってきたと思っていたが、こんなところで成長の期待がかかる人間の気持ちを挫くようなことを未だに競馬サークルは平気でするんだと思うと残念でならない。
先日のソダシの乗り替わりもそうだが、なぜこんなにD.レーンに依存するのか。
ちなみに今年の短期免許期間中の先週までのD.レーンの重賞成績は0.1.1.5だ。
人気よりも上の着順に持ってきたのはヴィクトリアマイルでの3番人気2着だけ。他はすべて人気以下に負けている。
特に5月に入ってからの不調ぶりは顕著で20回1番人気に押されて勝てたのは3回。一般に1番人気馬の勝率は3割程度だが、それと比べても今のレーンの勝率は悪すぎる。しかも、2番人気以下では1度も勝てていない。
5月に入ってからの成績は33戦3勝。33戦で1番人気20回、2番人気5回、3番人気5回という人気を背負っての勝率9%は明らかに不振と言っていいだろう。
わずか2週の成績だけでどうこう言うのはどうかとは思うし、レーンへの乗り替わりが決まったのはもっと前のことなのかもしれないが、そんな状態の騎手から前走完璧な騎乗でオークス出走権を確保した騎手から乗り替わらせるのはどうにも納得がいかない、と思うのは私だけだろうか。
そうは言ってもオークスは
と、つらつら不満を書き連ねたが、
たとえコナコーストの鞍上がレーンに替わったところで、リバティアイランド1強というのは変わらないだろう。
桜花賞、あの位置から2着を3/4馬身差し切るなどという芸当は能力が圧倒的に違うとしか思えない。疲れや極端な調子落ち、またはよほど不向きな展開にならなければリバティアイランドを逆転するのは難しいと思う。
ましてオークスはどの馬も初めての距離で前半はスローになりやすい。上がりの瞬発力勝負になるケースがほとんど。そんなレースなら驚異の末脚を持つリバティアイランドにとっては望むところだろう。
ま、だからこそコナコースト陣営にとっては一縷の可能性に賭けての乗り替わり、ということなのだろうが。
桜花賞組は既に勝負付けは済んでいるように思える。
馬券的にはリバティアイランドとは初対戦となる中から選ぶほうが人気もなさそうで面白そうだなと思う。もちろん軸はリバティアイランドだが。