音大生のサティ事情。 | 愛知県一宮市 ピアノ教室ff(フォルテッシモ)

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夢はピアニスト。日本には、もう住まない!
そう思っていた私の、運命の嫁ぎ先は、お寺でした。

藤原式ナチュラルメソッドで、
楽に表情豊かに音楽を奏でるレッスンをお届けします。

お寺といういつもと違う空間で、
音楽を楽しみ、心をまあるくしてみませんか。

先日読了した、恩田 陸さんの、「蜜蜂と遠雷」。
 
話の内容としては、ふ~~~~~ん……という読後感でしたが、
プログラムを読み解く楽しさは、堪能させてもらいました。
 
そんな本の中で、少し大きな役割をしていた、
サティの「ジュ・トゥ・ヴ(お前が欲しい)」についてのお話です。
 
サティの「ジムノ・ペティ」が、
CМを通して、日本に流れまくったのはいつのことだったかな?
 
その前の1975年に、東京都豊島区池袋に開館した西武美術館において、
タブーとされていた美術館内での環境音楽として使用された。
(Wikiより)
 
とありますが、これは知らなかったです。
 
わたしが知ったのは、CМで流れてから。
 
そんな時代には、サティなんて、聞いたこともなくて、
もちろん、弾いたこともなくて。
楽譜を高~~~~~~い輸入盤で買ってみると、
これがまた、すっごく譜面づらは単純で、隙間だらけで。
 
 
 
レッスンに持って行くには、ためらわれる曲でした苦笑
 
 
わたしの時代以前は、音楽の留学と言えば、圧倒的にドイツ。
わたしたちの時代になって、フランス留学も一般的になってきましたが、
それまでは、音楽を学ぶなら、ドイツ、オーストリア。
 
中には、イギリスやアメリカ、オーストラリアへ、という人もいましたが、
本当に少数派か、「変わり者」扱いでした。
 
なので、習う先生のほぼ100%近くが、
留学経験があってもその行き先はドイツ、
そして、専門はドイツ音楽、の先生でした。
 
ベートーベンやシューマンの黒々として圧倒的な、
ねじ込むようで、熱量の多い音楽とは、真逆にあった、サティ。
 
ちょうど、レッスンで、ドビュッシーの「12の練習曲」をやっていたので、
その中にサティを忍ばせて、レッスンへ。

無理矢理、フランスつながり爆笑
 
ドビュッシーのレッスンが終わったところで、やおら、サティを出した、わたし……。
 
先生、絶句され、
 
「……こういうのは、自分で弾いておいて」
 
と、言われ、レッスンはあえなく終了。
二度と、持って行けませんでした。
 
そして、二度と、
サティのレッスンを受けることはなかった……笑
 
 
 
 
フランスに留学した友人たちからも、
「サティのレッスンをしてもらった」
という、話は聞いたことないな~~~。
 
フランスで、武満を初めてレッスンしてもらった。
 
という人はけっこう多いです。
武満 徹は、フランスでは生前から大人気でした。
 
でも、サティのレッスンは聞きません。
 
 
こんど、あらためて聞いてみようかな。
と、思うのでしたニコニコ。
 
 
ジムノペディの気怠い音楽。
 
実は、古代ギリシアのアポロンやバッカスなどを讃えるために、
青少年を集めて、全裸にして踊らせる、「ジムノペディア」が由来なのだそうポイント。
 
単純に弾けば良い曲ではなく、
そこにエロティックさや、荘厳さ、昂揚感や陶酔感が必要な音楽なのですねえ゛!
 
エロスに昂揚感……。
わたしには昔から欠け気味のものばかりですわ♥akn♥
 
あら。
なんだか、ジムノペディが弾きたくなってきましたよきらきら
 



 

いかがですか?

エロティシズム、感じられますかニコ

 

 

 

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