昨日のことでございます。
私……。
落ちました!!
ええ。
階段から、ズド~~~~~~ン!と。
臀部と、右肩をしたたかに打ちまして、現在、蒙古斑がくっきり出ております
赤ちゃんまで若返り
まあ、痛かったのなんの、それについて、声を大にして語りたいところでございますが……。
声も出ない、息も出来ない痛みの中で、私、ひらめいたんです
ちょっと!
この無抵抗の落下感とスピード。
そして、この衝撃!
これ、ピアノの演奏法に使えるじゃない!
今回、どんぴしゃで思い浮かんだのが、この部分
グリーグのピアノ協奏曲第一楽章の冒頭の部分でございます。
ティンパニという、大型の西洋太鼓の、嵐のような連打のすぐ後に、ピアノのソロが劇的な和音の落下で入ってくる部分。
もう、これ、絶対、かつてない緊張感と臨場感で弾けるわ~~~~~
そして、午後からのピアノのレッスン生にも、
ねえねえ、階段から落ちたことある
と、聞いては、
そのすべった瞬間のうっていう、絶望感と、落下感、それと、床に当たったときの衝撃を思い出して、なんでもいいから、和音弾いてみて
と、片っ端から、
衝撃の和音 の練習をしていただきました
う~~~~~ん。
これでみんな、緊張感あふれる衝撃的な和音は完璧ね
こやって、日々、日常の動きを応用してピアノを弾くナチュラルメソッドは進化していくわけでございます。
(
いやはや。
でも、体験に勝るものなし、でございます
それにしても、階段は危のうございます。
落下いたしました時の、私。
着物で、
滑り止めのないタビックスを履き、
滑り止めのない、ツルッツルの階段を、
小走りに降る最中でございました。
みなさまもお気をつけあれ~~~~~~~。
では、最後に。
階段から落ちる、緊張感と衝撃を持って、この曲をお聞きくださいませ
(誰ですか~~~、宇宙戦艦ヤマトを思い出す方は~~)
ピアノはエフゲニー・キーシン。
名演でございます。