を楽しみながら。
長く続くシリーズを読んでいると、
登場人物が増え、成長し、また新しい人物が登場しと…。
それはそれで楽しいが、主人公の登場シーンが少なくなるなんてこともある。
「髪結い伊三次」シリーズも、結構の長丁場で、
若い伊三次とお文の出会いから、なんだかんだあり、
一緒になって、子どもが生まれ、その子供たちが成長し、
世代交代なんてものも起こる。
二人を取り巻く人々にも、当然変化が起こり、
その二代目たちの物語も多くなり。
それでも、伊三次やお文も、出番は少々減ったが、
年を重ねた二人がそれなりの活躍を見せてくれ、
シリーズは充実していく。
長丁場のシリーズと言えば、ほかにも、
平岩弓枝さんの「御宿かわせみ」などがある。
だが、この「御宿かわせみ」には、驚かされた。
江戸の末期から幕末、そして明治へ移っていったのだが、
明治を舞台にした新シリーズでは、非常に思い切った転換を見せた。
新シリーズは第二世代たちの物語なのだが、
旧シリーズの主人公たちを、死なせたり、行方不明にさせたり…。
ここまでしなくても…、と、旧シリーズファンとしては、
納得のいかないところもあった。
「サザエさん」のような作品もあるが、
シリーズが長くなればなるほど、「変化」をどう表していくのか、
課題の一つなんだろう。
