2011年にやった、イベント公演に提供した作品。
2011年3月6日に親父が亡くなって、4月が本番だったのに、その3月6日時点ではまだ脚本が一行もなかった。葬儀の8日には、喪主挨拶の下書きをファミレスで滂沱の涙で書いて、離れた席の女子高生にチラ見されたりして。しかも、すぐあと3月11日が震災ときたもんで、親父の相続関係やらやっつけて、大阪に戻ったら原発が水素爆発したりしてた頃に、本番迫る真白の脚本、というかwordの『文書1』と向き合ってたのでした。
いやいや。
ダイレクトなこと書いてますわ。全部隠喩にはしてますが、これしか書けなかったんだろうなぁ、って自分のことなのに他人事みたい。
ブログを読み返したら、当時も少し落ち着いてから『心が千々に乱れるとはこのこと』と書いてた。
でも実はあんまり辛かった覚えはなくて(悲しくはあったけど)、ただただ、ふわふわしてた。
また、いつか向き合う日が来るんだろうなぁ。
ちなみに、満月動物園作品への高島奈々初出演作でした。