六十八番・六十九番札所 七宝山 神恵院 観音寺 1つの境内に2つの札所 | ドライブお遍路始めました

ドライブお遍路始めました

四国八十八カ所 ドライブお遍路の記録です

10月16日
15時35分
六十八番札所
七宝山 観音寺
 
六十九番札所
七宝山 神恵院(じんねいん)到着飛び出すハート
 
 
 琴弾公園内の琴弾山の中腹にあります
 
 
仁王門

 
仁王像
 
 
2つの札所が1つの境内にある
とても珍しい霊場です
本堂、大師堂はそれぞれ参拝するのですが
納経所は1つでいいので
ちょっと得した気分です口笛
 
 

 
 
 
 
鐘楼
 
 
 
 
 
内部まで彫刻が素晴らしい
 
 
 
 
 
 
 
とても大きなご神木です
 
 
まずは68番
神恵院 本堂へ
この白いコンクリートの建物の奥に
神恵院の本堂があります
 
 
 
神恵院本堂
近代的な本堂です
 
寺を開いたのは法相宗の高僧・日証上人
飛鳥時代にこの地で修行中
船の上で琴を弾く老人から
八幡大明神のお告げをうけ、
船と琴を祀って琴弾八幡宮を建てた
 
このとき別当寺として開いた神宮寺が

起源とされています

のちにこの寺を訪れた弘法大師が

本地仏である阿弥陀如来を描いて安置

寺の名を『神恵院』と改め

68番霊場としたそう

 

その後明治の神仏分離令で

琴弾八幡宮の本尊が

69番観音寺の西金堂に移されたのをきっかけに

この西金堂をそのまま神恵院の本堂とし、

これを神恵院の本尊とした

 

こうして1つの境内に

神恵院観音寺、2つの霊場が並ぶことになったそう

 

ややこしすぎて・・・

 
ご本尊は阿弥陀如来様です
 
巍巍園という庭園
入れませんでした
 
神恵院 大師堂
 
 
 
次に69番
観音寺 本堂
観音寺は当時『宝光院』という神宮寺だった
 
弘法大師が68番・神恵院の本尊を安置したとき
老人が乗っていた船を観音の化身として
聖観世音菩薩像
(しょうかんぜおんぼさつぞう)を
刻んで本尊とし、奈良の興福寺をモデルとして
西金堂や東金堂などを建立して
七堂伽藍を整備
 
さらに仏塔を建立して瑠璃・珊瑚・
瑪瑙などの七宝を埋めて、寺号を
七宝山 観音寺』として
69番霊場にしたそう
 
68番も69番も、もとは
琴弾八幡宮の神宮寺だったのです
御本尊は聖観世音菩薩様です
 
本堂は室町時代に建てられたもの
(国の重要文化財)
ここから南北朝時代の落書きが
見つかったそうです
 
 
 
起源がややこしいです・・・・汗うさぎ
 
 
 
 
 
 
観音寺大師堂
 
 
正面から撮った観音寺大師堂の写真が
ありませんでした💦
 
 
団体さんの少し前に参拝できてよかったです
団体さんの納経は迫力がありました
 
 
 
納経所
 
 
中にはなぜか閻魔大王がいらっしゃいました
 
 
 
時間があれば
お寺カフェ行ってみたかった
 
 
 
納経 神恵院
スタンプは
微雲管』(みうんかん)
 
神恵院さまより流れ星
お大師様は御入定にあたって
「未だ下らざる間は微雲管より見て
信否(しんぴ)を察すべし」(御遺告・第十七条)
というお言葉を示されました。
入定の後も弥勒菩薩の住する
兜率天の浄土より、 
我々が信仰と修行に励む姿を見守る。
という意味です
 
 
補足
微雲管とは兜率天から
衆生界を眺める穴で、
弥勒菩薩は釈迦入滅後56億7000万年後に
衆生を救うために下生するまでの間、
衆生が信仰の道に精進しているか否かを
その穴から見ていると言われています
 
観音寺の大師堂の扁額は
微雲管』だそう
見逃しました💦
 
 
 
 
御影と88記念カード
阿弥陀如来様
おん あみりた ていせい からうん
 
 
 
納経 観音寺
スタンプは『普済光』(ふさいこう)
 
観音寺様より流れ星
仏様はその加持力によって大いなる
光を放ち、この世の全てを照らし、
普(あまね)く衆生を済(すく)う
功徳を我々にもたらして下さいます
 
 
御影と88記念カード
聖観世音菩薩様
おん あろりきゃ そわか
 
 
今日のお遍路はこれでおしまい
次は銭形砂絵と父母ヶ浜へ