「偽書」と「架空の仏」の関係 | 無駄話。

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鬱病・適応障害持ちが書く与太話です。「下劣な党派心」による「あら探し」が多いので、合わない方はご遠慮願います。

 昨夜は一度夜中に目が覚めてトイレに行ったぐらいだった。

 起きてから調子が悪くなったのは真夏日だから?そろそろ扇風機の出番?

 e-honに注文した「日蓮の思想」が時間指定内の時間に届いた。著者が創価学会員なのは分かっているので偽書説が濃厚な御義口伝をどう書くのか?と思って買った。イデオロギー的に対極なはずの石原慎太郎を真似して「災害天罰論」なるものを主張して批判されたので居直っている「草木成仏の思想」なるもののように読みながら腹を立てる事などない。しかし「はじめに」で遠回しに「御義口伝偽書説」に対して居直っているような文章がある。それなら御義口伝の成立や伝本の歴史を論じるなり「御義口伝真筆説」を主張する根拠なりを指摘すればいいのに。「偽書説」と言えば御書全集の新版では大石寺が重視していて旧版では物々しく収録したはずの相伝書類は「伝承類」と格下げして収録している。この著者の本はそれなりに読んでいるが御義口伝について論じるより「架空の仏」や「小乗仏教」に対する批判ばかり目についてしまうので読みづらい。そんな事を言い出したら「架空の仏・観音菩薩」と観音品批判をするのに元々はなかったという提婆達多品は重視するし何で羅什は阿弥陀経を訳したの?だ。忍性伝を書いた松尾剛次の「日蓮」のように忍性の視点を取り入れて日蓮を論じるような事は出来ないだろうけれど。「小乗仏教」を多用するが今頃「マホメッド教もアラーの神」と使う人がいるものだ。

 フェミニストには評判が悪い提婆達多品の龍女成仏とトマスによる福音書にあるイエスの言葉がよく似ているので、どちらかがどちらかに影響されたのか、それとも男性中心主義に対する対抗心で似たような事を記されたのか、と思ってしまう。

 元創価学会員という人のブログで御義口伝偽書説も書かれていたが、この人、平成新編を買って読んでいないなあと分かる文章だった。以前ならともかく今は日蓮正宗は大日蓮出版を設立したので僧侶向けの非売品や末寺が法華講員に配布するような出版物などはいざ知らず基本的に販売しているのに。ケチ臭い。創価学会員のブログを見ていると、わざわざ「日顕宗の御書」を買ったか借りたかして写真までアップしてケチつけている人がいて当の創価学会が御書全集の新版で旧版同様、底本は言及しないのに正信会の「日興上人全集」に並んで「日顕宗」の平成新編と平成校定を参照していると言及している。

 KADOKAWAの公式ホームページはサイバー攻撃されて閉鎖しているが復帰までしばらくかかるとか。ここのネットショップで「おお、エルサレム!」を注文しなくてよかったかな?

 ヤフオクで落札した本は出品者から「品物がありませんのでキャンセルします」という連絡が来たので返事はした。あれっ「発送しました」という品物もないの?いくら返金されたとしても不愉快だ。

 メルマガで神保町から某人物が住んでいるはずの佐倉市に引っ越した三中堂のおやじさんが鬼籍入りしたとある。神保町時代に何回も行って話をすると張赫宙が桂子夫人を連れて訪ねてきたそうで徳恵翁主展の目録を注文した事がある。今では入手困難で石が多そうだが玉石混交な本があるような在庫はどうなるのだろう?御冥福を祈ります。