接点 | 無駄話。

無駄話。

鬱病・適応障害持ちが書く与太話です。「下劣な党派心」による「あら探し」が多いので、合わない方はご遠慮願います。

 「言論統制・増補版」にある「李中佐(朝鮮半島出身)」という人物は李應俊大佐ではないか?と版元へ質問したら夜中に返事が着た。著者もそう推測しているが確認が出来ないので「李中佐」にしたとの事。例えば「悲劇の軍人たち」を使っている「朝鮮王公族」の新城道彦のような韓国語が出来る人でも、そこまで分からないだろうな。鈴木庫三中佐が誰か書いてくれていたらよかったのに。

 「八月十五日の神話」の初版で蒋介石が中華民国総統と称したのはヒトラーの猿まねみたいな事を書いた時に孫文が中華民国臨時大総統と号した事や北京政府時代は中華民国大総統が元首の称号だった事に気がつけばよかったのに。

 これで気がついたのは「朝鮮戦争/韓国篇」にある李應俊が未来の娘婿で当時は陸士生徒だった李亨根を連れて李王家東京邸を訪れた個所。それ以前から英王李垠と李應俊は面識があるだろうが、これは一緒に北平の北支那方面軍司令部付として勤務した後の話だろうから「見込みのある青年」として李亨根を紹介したのだろうか?お互いに熟知していないと角田房子の「わが祖国」にある「秘苑の花」の物語が終わってからになる8月15日の午後に李亨根が身の振り方の指南を受けに李王家東京邸を訪問しても会えないだろうし。趙重九の「王家の終焉」だけでは分からないという事。趙重九は「王家の終焉」で朝鮮貴族の嗣子である陸士49期の李鍾賛の名前を出していても「秘苑の花」の書き方からして7期後輩の李亨根とは面識自体がないだろう。「朝鮮戦争/韓国篇」が出版されてから刊行された「英親王李垠伝」で書かれていたらよかったのに。「朝鮮戦争/韓国篇」の佐々木春隆と「英親王李垠伝」の事実上の著者の岡崎清は陸士の先輩後輩であり防衛大の同僚で手持の岡崎清の私家版の自伝は佐々木春隆宛の献辞があるので面識があるのに。「閔妃暗殺」は読まれていても「わが祖国」は絶版なので読まれていないのか?