年に一度の目録を見て | 無駄話。

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鬱病・適応障害持ちが書く与太話です。「下劣な党派心」による「あら探し」が多いので、合わない方はご遠慮願います。

 年に一度、教文館、日本基督教団出版局、新教出版社と日本聖書協会の目録が茶封筒に同封されて配達される。新教出版社の目録を見ていると植民地時代や「南朝鮮の軍事独裁政権」の連帯云々といった書名は印刷されていても北朝鮮について書かれた本はない。社会派あたりには朝鮮民主主義人民共和国での受難など見えてこないのか、見たくないのか。それとも「反党宗派分子」とでも解釈?しているので「岩波キリスト教辞典」で書くところの「茨の道」で済ませられる事なのかもしれないけれど。元々本願寺派系の反省会雑誌から出版した版元の中公新書の「韓国とキリスト教」のように断片的に北朝鮮が発表した情報などを元にして書く勇気がないのか、元々持っていないのか。それなら植民地時代や「軍事独裁政権」も「茨の道」で済ませればいいのに。

 植民地時代も神社参拝の殉教者を称揚するような本ばかりで朝鮮総督府を意識しながら活動していた人々は見えてこない。少しでも朝鮮総督府に融和的な人々は全て「親日派」とでも思っているのかもしれないが。あの時代の朝鮮で朝鮮人のキリスト者に「指導」してきたのは当の日本人キリスト者ではないのか。朝鮮総督府の初代学務局長で戦時下の中央協和会理事長の関屋貞三郎の伝記でも出してみろ。