今年ももう12分の1が終わる | 無駄話。

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鬱病・適応障害持ちが書く与太話です。「下劣な党派心」による「あら探し」が多いので、合わない方はご遠慮願います。

 昨日はすぐに寝付けたようだ。昼頃少し左胸の痛みがあった。

 原作者と脚本家と日テレの騒動を考えているうちに昭和51年の「紅い花」は芸術祭大賞受賞作でも元々テレビドラマの元ネタに使われたつげ義春の作品は「紅い花」に軍帽を被った登場人物が出て来る以外は戦争など出て来ないのに手を入れまくっている事に思い至った。極端に言えば表題とオムニバスのプロットなどは引用しているが原作とは丸っきり関係のない戦争や思想問題などを主題に取り入れているので別物もいいところで「沼」を改変しまくった「七色村」の脱走兵狩りに似ているシーンもそうだが特に「古本と少女」は単なる「いい話」なのにトラック1台分の古本を焼くというイデオロギー的な意味合いまで持ってしまっている。随分前につげ義春がNHKのドラマを批判したコメントを記した本を見かけた事があるが自作と似ても似つかぬドラマになってしまったのを嫌ったのだろう。佐々木昭一郎は少なくとも「紅い花」を制作する頃はつげ義春のファンらしいが「夢の島少女」のヒロインの名前が小夜子なのはたまたまか「紅い花」のキクチサヨコから来ているのかは知らない。つげ義春のファンはNHKのドラマをどう思っているのだろうか?あれぐらい手を入れていると忌み嫌う人もいてもおかしくないだろう。「紅い花」は「土曜ドラマ・劇画シリーズ」の3本の中の1本だが昨今の原作ありのドラマと原作クラッシャーの原点みたいに思えてきた。

 明日はキャンプインの日でも「あれから1か月」だろう。

 非売品やカバーにバーコードがない古い本があるのでブックオフとは違う古本屋に売った段ボール箱1箱に詰まった30冊の本のお代は3,600円強だった。ここに売ってもブックオフより査定がつかないと分かっていても文庫本や漫画などを詰め込んだ訳でもないのに、ここまで安いとガッカリする。