入院96日目 素敵な出会い | 三女は卵黄嚢ガン闘病~寛解。パパは走り続け、親父の背中を見せる!

三女は卵黄嚢ガン闘病~寛解。パパは走り続け、親父の背中を見せる!

フライフィッシングとウルトラマラソンにハマったパパの娘が、2015年11月に卵黄嚢腫瘍と診断、闘病を経て2016年4月に寛解。ガンと闘いながら走り続ける我が家の話。少しでもどなたかのお役に立てれば。

3月14日(月)

昨日のことです。ちょっと長い文章です。

もともとフライフィッシングとマラソンのために書き始めたブログでしたが三女の病気が発覚し、備忘録としてタイトルを変更しました。

卵黄嚢腫瘍という珍しい小児がんになり
いつか同じ病気となった子の関係者の方に
病気の治療経過や、親としての苦悩の日々が参考になればと書き続けてきました。

このような記事を書いていることに批判的なご意見もいただきました。

しかし、ブログに綴ることで同じような病気で闘っている人たちとつながり
お互いに励ましあい、支えあい、たくさんの応援をいただくことで今日まで乗り切ってきました。

いつも読んでくださり、いいねを押してくれる方、コメントをくださる方、個別に応援メッセージをいただく方
本当にたくさんの方に支えられ、感謝してもしきれません。

今更ですが、私は本当に弱い人間です。
親としての苦悩を、ブログに書き、友人や周りの仲間に直接言えないことを、このブログで発信することで、少しずつ消化してきたのだと思っています。

もう治療から数か月経過し、この生活に慣れてしまっている部分もありますが、いまでも「なんでうちの娘が」という思いは消えていません。
夢だったと目が覚めてほしい気持ちには変わりありません。

でもこれが現実です。
どうやって受け止めて行けばいいのか、これから何をすればいいのか、日々迷い、悩みながら過ごしています。
何が正解かもわかりません。
とりあえず一日一日が無事に終わるよう、そして明日が笑顔になれるようという気持ちで過ごしています。


前置きが長くなってしまいましたが
このブログを通じて、素敵な出会いがありました。

ブログを読んでくださっている方に美容師の方がいらっしゃいます。

ある日、その方から突然メッセージが届きました。
「お嬢さんのブログを読ませていただいています。美容師という仕事をしていて、以前知人に人毛付きの帽子を作成しました。よかったらお嬢さんにも作らせてください」という内容です。

抗がん剤による治療で脱毛した娘が、外食等でも帽子を外さないことに怪訝な目をしてみているサラリーマンがいるという記事を書いた後でした。

以前からメーカーさんのかつら制作や、ヘアドネーションという髪の毛のチャリティ(柴咲コウさんが有名)のことは調べていました。
また、近所の女性用ウィッグメーカーさんから、チャリティで子供用のかつらも頂いていましたが、頭が痒くなってしまうため、かつらを着けたままでの外出は嫌がっていたこともあり外出時の帽子が欠かせない状況でした。


メッセージにはご自身の活動や、HPのアドレス、お名前なども記載されていて第一印象はとても信頼できそうな人だなと感じました。

すぐに返信して、やり取りが始まりました。

HPでその方の活動や、美容室での様子を拝見させていただき、同年代で、お子さんもいらっしゃる同じような方だと分かり
同じような悩みを持つ子どもに少しでも役に立つならということで、少しずつ情報交換をしながら、三女のための人毛付き帽子の制作をお願いすることになりました。

そして、実際に昨日、三女の入院している病院まで来ていただき、頭の採寸を行っていただきました。

私は仕事でしたので嫁さんが対応いたしましたが貴重なお休みの日で、しかも大雨の中、わずか2時間程度のために遠方から足を運んでいただき、本当に感謝しています。

帽子制作には少し時間がかかるとのことでしたが完成した帽子を被って外出する日が待ち遠しいです。


ブログを書き続けていたことで素敵な出会いとなりました。

皆様、本当にありがとうございます。

HPはこちらです。↓

WIGHAT 人毛付き医療用帽子
http://www.wighat.design/



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