Handy Pack Net用の36cmのウッドグリップを試作しました。
Lサイズのパックネットに対応するのかと
フレームの嵌まり具合を確認したいので
本体を購入しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/9a/60/j/o1080081015453452579.jpg?caw=800)
試作した36cmのウッドグリップです。
チーク材にて作成しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/f9/4c/j/o1080081015453452589.jpg?caw=800)
ガラスコーティング仕上げです。
ウレタンやラッカー塗装の被膜と
水に濡れた際の滑りが私は嫌いなので
作成の様子です。
先ずはグリップの元に成る型を作成します。
作成して有った30cmの型を板に貼り
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/be/f4/j/o1080108015453452606.jpg?caw=800)
バンドソーにて荒カットして
トリマーテーブルにてエンドを残して
倣い加工をします。
型を外してテール側に移して
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/cf/b0/j/o1080108015453452608.jpg?caw=800)
同様に加工します。
完成した型に加工用の寸法を記入します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/8e/d9/j/o1080108015453452611.jpg?caw=800)
グリップ材を用意して
(試作ですので同サイズの二枚の板です)
センターと加工用の位置を卦がき
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/16/5a/j/o1080108015453452621.jpg?caw=800)
先ずは、フレームの逃がし孔を加工します。
二枚の板を貼り合わせて
ネジ止め用の穴開け加工の位置を卦がき
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/99/21/j/o1080108015453452626.jpg?caw=800)
ボール盤にて4mmのドリルで穴を空け
ネジの頭とナットの逃がし孔を
8mmのエンドミルにて下加工して
13mmのエンドミルにて本加工します。
グリップの型をワークのセンターに
合わせて貼り
バンドソーにて荒カットして
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/00/2c/j/o1080108015453452630.jpg?caw=800)
トリマーテーブルにて倣い加工します。
トリマーテーブルのビットを変えて
エッジをラウンド加工と
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/4a/86/j/o1080108015453452633.jpg?caw=800)
カラビナなどを使用可能な大きさの穴を空けた
穴の面取りをします。
グリップの外側の整形が完了しましたので
フレームの取り付け溝を加工します。![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/91/bc/j/o1080081015453452635.jpg?caw=800)
ダイヤモンドディスクにて溝を切ります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/46/a5/j/o1080081015453452636.jpg?caw=800)
DAISOのマンドレル軸を使用して
試作しましたが
軸径が細く溝切り中にブレて深さが安定せず
軸も曲がってしまうので
知り合いにマンドレル軸を作成して頂きました!
5mm径の長さ60mmのマンドレル軸です。
ブレずに安定して溝切りが出来ました♪
深さ調整は、ベッドにしている板の上に
薄い紙を敷いて調整するアナログな手法です。
溝切りに使用しているモーターはアマゾンにて購入した簡易ミニ旋盤を使用しています。
初期のどんぐり型のバードコール作成に
使用していた物です。
パックネット用のウッドグリップ作成用
グリップ型が4種類に成りました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/c4/68/j/o1080081015453452638.jpg?caw=800)
ノーマルサイズの18cm
24cm
30cm
36cm
6cm刻みの長さです。
新たに型を作成する手間が掛かりますが
任意の長さに作成可能です。
持ち運びを考えての
S・M・Lサイズのネットに関係なく
統一された18cmのグリップなのでしょうが
内径約50cmのLサイズのパックネットに
18cmのグリップは、超ショートグリップだと思うのですが…
私は、ネットのグリップは可能な限り長い方が
ランディングには有利だと思っていますので
持ち運びの利便性を取るか
取り込みの有利性を取るか
の違いなのでしょうね!
今回36cmのウッドグリップを試作して
ケースに入れて落下しないかを
釣行してテストしていませんが
大丈夫そうだと判断しています。
いずれテスターさんにテストして頂き
意見をフィードバックする予定です。
自分でフィールドテスト出来れば最良ですが
諸事情にて…察してください。(汗)
では、また(⌒0⌒)/ね~~!
今回の使用機材その他
スライドソー
簡易テーブルソー
バンドソー
ベルト/ディスクサンダー
ボール盤
トリマー
自作トリマーテーブル
簡易ミニ木工旋盤
ストレートビット
ぎんなんビット
45°面取りビット
4mmドリル
8mmエンドミル
13mmエンドミル
22mmホールソー(フレームの逃がし孔加工用型)
サンドペーパー
ガラスコーティング剤
M4x12mmステントラス小ネジ
M4フランジナット(ゆるみ止め)
ここまで見ている方は少ないでしょうから
購入したLサイズのパックネット(クレモナ)の
私のインプレですが
最初は、折り畳みにめっちゃ苦労しました!
コツを掴むまでに数時間掛かりました。(汗)
標準グリップの長さは…短過ぎ!
肝心のクレモナネットですが
以前の試作の際に預かった
Mサイズのクレモナネットは
底編みが有る(三角目が4箇所有り)
ぎりぎり納得出来る網でしたが
届いたLサイズのクレモナネットは
ケースから取り出した瞬間に違和感が…
フレームに対して底編みの目数が足りないのか
フレームの内側に極端に網が配している!
底編みの三角目を確認してみると
三角目は2つで
本来有るべき三角目の位置に
目数調整用なのか?
三角ネットにする為なのか?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240619/16/flyfisher8bei/b2/19/j/o1080081015453452645.jpg?caw=800)
人差し指のが三角目
親指のがダブル編み?
私には理解不能な…
この標準クレモナネットで魚を掬うと
ネットインした瞬間に
網に魚が絡むネットだと核心しました!
しっかりと底編みがされた
フレームに合う
タコ壺🍯型に成るクレモナネットを
取り付けて使用しないと
魚へのダメージが…
私がクレモナネットを使用する理由はフレームに見合うタコ壺型のクレモナネットなら
オーバーサイズと思われるサイズの魚も
網に絡まらずに掬えるからが理由です。
メッシュやラバーなどは
形状に制限が有るので
クレモナネットの方が、より大きな魚が掬えます。
魚へのダメージは
水中に魚が居る状態なら差違は殆ど無いです。
(三角形状の絡むクレモナネットを除く)
魚へのダメージが一番多い状態は
ネットイン後の空中保持です。
水中では無かった魚の重みが
空中保持すると網が受けるので
摩擦が発生します。
何よりも魚が呼吸出来ません。
低酸素脳症を発症させます。
ラバーネットだろうが空中保持してしまうのが
一番ダメージが有るんです!
話しがインプレから逸れてしまいました。
m(__)m
と言った訳で、届いたままのパックネットだと
グリップを長くしても
私には、使用したくない品でした。
。。。_| ̄|○
指が痛くて網編みを止めていましたが
編まないと…