Handy Pack Net用の36cmウッドグリップの試作 | 蜂坊主のブログ Bee's Fishing Craft

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ルアー・フライの釣りがメインのブログでしたが
諸事情により殆ど竿を置いたアングラーです。
木工アクセサリーや木工雑貨の製作記事などを最近は、アップしています。

Handy Pack Net用の36cmのウッドグリップを試作しました。
Lサイズのパックネットに対応するのかと
フレームの嵌まり具合を確認したいので
本体を購入しました。
試作した36cmのウッドグリップです。
チーク材にて作成しました。
ガラスコーティング仕上げです。
ウレタンやラッカー塗装の被膜と
水に濡れた際の滑りが私は嫌いなので
ガラスコーティング仕上げをしています。

作成の様子です。
先ずはグリップの元に成る型を作成します。
作成して有った30cmの型を板に貼り
バンドソーにて荒カットして
トリマーテーブルにてエンドを残して
倣い加工をします。
型を外してテール側に移して
同様に加工します。
完成した型に加工用の寸法を記入します。

グリップ材を用意して
(試作ですので同サイズの二枚の板です)
センターと加工用の位置を卦がき
先ずは、フレームの逃がし孔を加工します。
二枚の板を貼り合わせて
ネジ止め用の穴開け加工の位置を卦がき
ボール盤にて4mmのドリルで穴を空け
ネジの頭とナットの逃がし孔を
8mmのエンドミルにて下加工して
13mmのエンドミルにて本加工します。
グリップの型をワークのセンターに
合わせて貼り
バンドソーにて荒カットして
トリマーテーブルにて倣い加工します。
トリマーテーブルのビットを変えて
エッジをラウンド加工と
カラビナなどを使用可能な大きさの穴を空けた
穴の面取りをします。
グリップの外側の整形が完了しましたので 
フレームの取り付け溝を加工します。
ダイヤモンドディスクにて溝を切ります。
DAISOのマンドレル軸を使用して
試作しましたが
軸径が細く溝切り中にブレて深さが安定せず
軸も曲がってしまうので
知り合いにマンドレル軸を作成して頂きました!
5mm径の長さ60mmのマンドレル軸です。
ブレずに安定して溝切りが出来ました♪
深さ調整は、ベッドにしている板の上に
薄い紙を敷いて調整するアナログな手法です。
溝切りに使用しているモーターは
アマゾンにて購入した簡易ミニ旋盤を使用しています。
初期のどんぐり型のバードコール作成に
使用していた物です。

パックネット用のウッドグリップ作成用
グリップ型が4種類に成りました。
ノーマルサイズの18cm
24cm
30cm
36cm
6cm刻みの長さです。

新たに型を作成する手間が掛かりますが

任意の長さに作成可能です。
持ち運びを考えての
S・M・Lサイズのネットに関係なく
統一された18cmのグリップなのでしょうが
内径約50cmのLサイズのパックネットに
18cmのグリップは、超ショートグリップだと思うのですが…
私は、ネットのグリップは可能な限り長い方が
ランディングには有利だと思っていますので
持ち運びの利便性を取るか
取り込みの有利性を取るか
の違いなのでしょうね!

今回36cmのウッドグリップを試作して
ケースに入れて落下しないかを
釣行してテストしていませんが
大丈夫そうだと判断しています。
いずれテスターさんにテストして頂き
意見をフィードバックする予定です。
自分でフィールドテスト出来れば最良ですが
諸事情にて…察してください。(汗)

では、また(⌒0⌒)/ね~~!

今回の使用機材その他
スライドソー
簡易テーブルソー
バンドソー
ベルト/ディスクサンダー
ボール盤
トリマー
自作トリマーテーブル
簡易ミニ木工旋盤

ストレートビット
ぎんなんビット
45°面取りビット
4mmドリル
8mmエンドミル
13mmエンドミル
22mmホールソー(フレームの逃がし孔加工用型)
サンドペーパー
ガラスコーティング剤

M4x12mmステントラス小ネジ
M4フランジナット(ゆるみ止め)

ここまで見ている方は少ないでしょうから
購入したLサイズのパックネット(クレモナ)の
私のインプレですが
最初は、折り畳みにめっちゃ苦労しました!
コツを掴むまでに数時間掛かりました。(汗)
標準グリップの長さは…短過ぎ!
肝心のクレモナネットですが
以前の試作の際に預かった
Mサイズのクレモナネットは
底編みが有る(三角目が4箇所有り)
ぎりぎり納得出来る網でしたが
届いたLサイズのクレモナネットは
ケースから取り出した瞬間に違和感が…
フレームに対して底編みの目数が足りないのか
フレームの内側に極端に網が配している!
見た目が完全な三角ネットなので
底編みの三角目を確認してみると
三角目は2つで
本来有るべき三角目の位置に
目数調整用なのか?
三角ネットにする為なのか?
人差し指のが三角目
親指のがダブル編み?
私には理解不能な…
この標準クレモナネットで魚を掬うと
ネットインした瞬間に
網に魚が絡むネットだと核心しました!
しっかりと底編みがされた
フレームに合う
タコ壺🍯型に成るクレモナネットを
取り付けて使用しないと
魚へのダメージが…
私がクレモナネットを使用する理由は
フレームに見合うタコ壺型のクレモナネットなら
オーバーサイズと思われるサイズの魚も
網に絡まらずに掬えるからが理由です。
メッシュやラバーなどは
形状に制限が有るので
クレモナネットの方が、より大きな魚が掬えます。
魚へのダメージは
水中に魚が居る状態なら差違は殆ど無いです。
(三角形状の絡むクレモナネットを除く)
魚へのダメージが一番多い状態は
ネットイン後の空中保持です。
水中では無かった魚の重みが
空中保持すると網が受けるので
摩擦が発生します。
何よりも魚が呼吸出来ません。
低酸素脳症を発症させます。
ラバーネットだろうが空中保持してしまうのが
一番ダメージが有るんです!
話しがインプレから逸れてしまいました。
m(__)m
と言った訳で、届いたままのパックネットだと
グリップを長くしても
私には、使用したくない品でした。
。。。_| ̄|○
指が痛くて網編みを止めていましたが
編まないと…