邦題:エルム街の悪夢
67点。
 
面白い!面白いんだけど…。悪い意味では無く、これは子供向け。
イット・フォローズ」は大学生、当映画は高校生です。海外の子供たちは容姿も性の概念もマセてはいるけど、相応に子供のところも勿論、あります。
 
そう考えていったのは、劇中で、ナンシーが鏡を見て
"I look 20 years-old!" って呟くんですが、字幕は「酷い顔」って意訳されてます。20歳とか一番良い時期じゃん。とうにその時期を過ぎた大人からすれば、この恐怖を理解出来なくて当然だわと結論付けたものです。
 
 
~あらすじ~
エルム街に住む10代の若者ナンシー、クリス、クエンティンらは、同じような不気味な悪夢にうなされていた。やがて夢の中の怪人フレディが引き起こす殺人事件が現実のものに。生き残ったナンシーらは、フレディにまつわる封印された過去を突き止めようとする。
(※映画ナタリーより抜粋)
 
 
 
 
さて、途中で休憩、仮眠を取りましたが、フレディには会えませんでした。私はもう大人ですし、フレディの好みの対象外に位置しているのと、私が彼に対する恐怖心の欠片も無いので、夢に現れるパワーが出ないんだと思われます。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」でも書いた通り、そもそも、大人相手だとホラーとして始まらない理論ですよね。
 
…でもね?私だって、誰にだって、子供の時代はあったはずなんです。よくよく思い出してみると、大人相手には抗えないこと、子供の言うことなんて信じてもらえないこと。もう、お布団に入りなさい!で議論を打ち切られること。
イケてると思ってた男子が、まだまだ子供だったこと。ꉂꉂ(*´ᗜ`*)ァ,、''
 
…そういうことに思いを馳せながら見ると、楽しいですよ。って言いたい。
 
 
□大人になるとなかなか見れなくなる夢も、子供は毎日見てるよ。
私とか、子供のころは夢の世界を何度救ったことか数え切れないです。もう、忘れているけど。夢の世界の住人は平和に暮らしているかな~。
そういう、ファンシーな部分もありますけど、同時にフィアーな部分、”猿夢" とか。毎日、見るからこそ、逃れられない恐怖と、夢であるから不可解なことがいくらでも起きるので、フレディの独壇場なんですよね。 
 
劇中にて夢の心得を説くシーンがあります。
「たとえば悪夢を見たら、わめいたりせずに、魔法の世界をのぞいてやろうとひらき直るんだ。詩や歌を味わうように、芸術や文学をたしなむ気持ちで。」
私とはちょっとばかり表現が違いますけど、そうですね…。
「魔法少女・オブ・ジ・エンド」みたいに、自分に特別な力があるならば?フレディなんてアウトオブ眼中です!不幸だねー。
 
 

ちょっと、このレビューが何を言っているか、解らないです。

 
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