TIFの話を少し(意味不明なことを書きます)。
印象的だったのはSKY STAGE。屋上に設えられたステージ、背後に広がるお台場の街並み、刻々と移り変わっていく光。僕の記憶の中のアイドルは、いつだって風景の中にいる。あの街の灯り、あの夕暮れの光、あの花吹雪の中…。アイドルの時間は限られている…だからこそ、かけがえのない「今」という時間が謳い上げられる。
「アイドルはトイレにも行かない」という荒唐無稽な主張は、それでも一部の真理を含んでいる。生の現実の生々しさを拒否することで、アイドルは現実の階梯を半歩駆け上る。そうすることで、自らを無時間的な存在へと転化させる。アイドルにおいては、「永遠の17才」というセリフは文字通りの意味となる。
時はどうしようもなく移ろいやすく、すべてはすべては儚く過ぎ去っていく。この世界で。アイドルとは誰より、この時を引き留めようとする存在だ。アイドルがかけがえのない「今この瞬間」を祝福するとき、ここにあるこの瞬間は永遠のものへと変わる。その時、現世に生きる僕らは、はじめて触れえないもの=永遠に触れる。