はるじおん4(アイドルに関する長い話8) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


「はるじおん」



 どこか時間を潰せるところはないかな…手荷物を預けるようなロッカーは駅にあったかな? ゆるやかな坂道を行ったり来たり。歩道橋の上から眺める街並みは、どこか現実感が薄い。ふとメールボックスを開くと、後輩の子から飲み会の誘いが来ている。



 近頃、少しバランスが悪いと思っていた。

 あれほど新鮮だった学校生活にもいつしか慣れていき、ボクの生活を再び惰性が支配するようになった。人付き合いもそれなりにこなすようになり、時にはイヤな奴になる必要があるってことも覚えた。

 いつしか、ボクのブログはアイドルと映画とで占められていた。

 アイドルは恋愛のオルタナティブ(代替)として捉えられることがあるけれど、ボクにとっては恋愛自体が他の何かのオルタナティブだった。その何か遥か遥か遠いものは、手近な恋愛よりも、むしろ手の届かないアイドルの方に近かった。

 現実と夢との距離は、シャボン玉の宇宙のようにどんどんと開いていった。毎日見ていた夢は2日に1度になり、3日に1度になった。それでも心震わすような存在の温もりはいつでもそこにあって、目が覚めるたび、ボクはどんどんと遠ざかっていく日々のことをボンヤリ考えた。

 現実は途方もなくリアリティが薄くて、ボクはそんな現実のなかで夢を見るかのように、映画館に入り浸るようになった。

 そんな時、あるお知らせが目に入った。

 ボクはたぶん、月の存在…存在する筈だけれどボクの手には届かないもの、あるいは青い花、あるいは奇跡のような、なにかそうした透明なもの…を確かめてみたくなったのだと思う。

 月はいつでもそこにあって、でも決して触れられるものではなかった。この世界はあの世界と通じているのか、この梯子をどこまでも昇っていけば、ちゃんと辿り着けるのか、そこに質量があって、ちゃんと存在しているのか。それを確かめてみたかったんだ。

つづく…?
(この続きを書く意味があるのか少し迷い中…)