今さらな話4
(兼任、移籍)
1.
兼任という制度そのものに関しては、ボクは賛同出来ません。グループ間交流の重要性はあるとしても、やはりよく言われるように、グループのアイデンティティというものがこうむるダメージは無視できないでしょう。兼任頑張っている子もいるんで…なんて言うか否定的なことは言いたくないんですが…システムそのものとしては無くしていく方向で良いかなと( ..)φ
(AKB本体を含めて)各グループ/各チームの独立性を高めていくこと、これがいま、もっとも求められていることなのではないでしょうか。個人的にも、48におけるチーム間競争ってのをいかに盛り立てていくか、それがとても重要だと思っているんですよね。そこが上手く回っていけば、いろんなことが上手く回っていくと思っているんです。
2.
他方、移籍に関しては、ボクは条件付きで賛成です。その条件とは「1.本人の意志に基づくこと」「2.移籍による有利不利が生じないこと」の2点です。椅子を保証したり、干したりしない。要するに、「自分の意志で行くんだから待遇がどうなろうが文句は言うなよ」(道は自分で切り拓け)ってことです。
正直、個人的には複雑なところもあって。前回、ドラフトを『そして父になる』にたとえましたが、AKBから移籍してきた子たちって、元AKBオタのボクからしてみたら、前の家に居た子たちなんですよね。その設定、複雑過ぎだろう(笑)
まあ、いまでもAKBは応援してますし、普通に見ているんで、実際のところはそんな極端な話じゃないんですが。ゆりあのAKB移籍も全面支持だったですし、移籍に関しては、レンタル移籍だろうが完全移籍だろうが、ボクは賛成です。
3.
ただ…
なんというか…すごくシンプルな感情として、「生え抜き」の子によりシンパシーを覚えるのは、とても自然なことだとも思っていて。
たとえば、サッカーの例で言えば、C.ロナウドの凄さってのは、もちろんあるわけです。誰もそれを否定しないでしょう。ただ…リバプール一筋を貫いているジェラードに対するファンの敬意ってのは、彼が偉大なプレイヤーだってこととはまた少し別にあります。
あるいは、先日引退した中村直志とかね。彼は「プロ入り後ずっと同じチームでやれたことが幸せだ」と言ったわけですよ。そして、ファンもそういう直志に対して最大限の敬意を払う。そういうのはそういうので別にあって良いと思うんですよね。
あるいは、ユース出身の選手はファンに愛されるとかね。そりゃそうですよね。ちっちゃい頃から見てきているんですから。そういうことって、日本に限らず、サッカーファンにとっては、すごく自然なこととしてある。
でも、その敬意や愛情は、たとえばC.ロナウドに対するレアル・サポの敬意や愛情を損なうものではありません。助っ人の場合、生え抜き選手と同じ貢献じゃあダメだってのも確かなんですが、助っ人だって、ファンにすごく愛される人はいる。
先日、俊輔が久しぶりに訪れたスコットランドで大歓迎を受けたりね。グランパスで言えば、もちろんピクシーだってそうでしょう。チームに貢献すれば、そりゃあ敬意を払われるんです。
4.
だから、ボクは、話はすごく単純だと思っていて。移籍メンバーが「馴染んでいる/馴染んでいない」って話が出ますが、それもたしかに大事だとは思うんですよね。でもそれは、活躍したりチームに貢献するために必要なのであって、それ自体が目的じゃないなと。
活躍してチームに貢献すれば、馴染んでいようが馴染んでまいが自然と敬意は払われるんです(そうして、あとから自然と馴染んでくるってのもあるでしょうし)。
だから、まずは「48にとってチームとして勝つこととはなにか」というのが決まる必要があると思っていて。そうすれば、「チームの勝利に貢献するとはどういうことか」も勝手に決まっていくんですよね。
そうすれば、いまは迷っている子も、自分がなにをすれば良いか分かってくるでしょう?
まあ、あまり大きな話をしてもしかたないんですが。
SKEでは(兼任というのはありましたが)「移籍」って試み自体が初めてだったので、拒否感というのはどうしたってあるでしょう。それは時間をかけて、自分の「プレー」で納得させていくしかない。そんな気がします。
つづく