『カーズ2』
CARS 2
2011年アメリカ、113分
監督:ジョン・ラセター
主演:ラリー・ザ・ケイブル・ガイ
概要
キャラクター化された車たちが活躍する世界を描いて大ヒットした、ディズニー/ピクサー製作の『カーズ』の続編となるアドベンチャー・アニメ。陰謀渦巻く世界グランプリを舞台に、天才レーサーのマックィーンとおんぼろレッカー車のメーターのコンビが繰り広げる冒険と友情を描く。監督は前作と同じくジョン・ラセターが担当。世界中を訪れる車たちは日本も訪れ、相撲や歌舞伎をモチーフにした日本ならではの車のキャラクターも登場する。ピクサー作品共通のトリビア的なネタにも注目だ。(Yahoo!映画より)
感想
これは見るのが怖かった…。『Cars』は大好きな映画だし、予告編を見る限り、この2は明らかにテイストが変えられていたから。迷っている内に上映が終了し、DVDになってからも、なかなか見る気になれなかった。
アメリカの田舎を、アメリカの心を謳い上げた『Cars』が、なぜあのような「異国趣味」の映画にならなければならなかったのか。古き者と新しき者の対比を、その邂逅を描いた『Cars』がなぜ「007」にならなければならなかったのか。それが理解できなくて、結局、いままで時間が経ってしまった。ようやく、見ることができた。
結果…それは今でも理解できないけれど…これはこれで良く出来ている。結局、『トイストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』と同じなんだよね。肝となる部分を失っていても、制作体制がしっかりしているから、こういう風に作れてしまう。
でも、それには功罪あって…何を見失ってしまったのか分からなくなってしまう。まるで影の薄くなったマックイーン。ラジエータースプリングスの住人達。なにを言いたいんだか良く分からない物語。統一感のなくなった空気。これが『Cars』であることの必然性…。
CGは確かに凄い。とくに水の表現なんてすばらしい。こういうものを作れてしまうPIXARはいつだって尊敬に値する。でも、なにかを失ってしまったような気がしてならないんだ。
☆☆☆☆(4.0)