「ドラフトって何ですか…?」 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


「ドラフトって何ですか…?」

 先日のドームコンで発表されたAKB48グループ ドラフト会議。なんか、良く分からんっすよね~…。オーディションで合格した子を各チームのキャプテンが指名して、交渉が成立すれば「ドラフトメンバー」としてチームに配属されるらしいのですが…

 まず、その「ドラフトメンバー」ってのが良く分からんです。それはどういう扱いになるのか、たとえばアンダー出演や正規メンへの昇格は「ドラフトメンバー」の方が研究生より優先されるのか。それだったら、今まで研究生が積み重ねてきたものは何だったのか。

 「即戦力」が欲しいって考えは分からなくはないです。先日のB公演の惨状。2人の卒業で優子への負荷が大きくなりそうなK。AKBの正規チームなんて、A以外ロクに機能していません。むしろ、研究生公演がいちばん(と言って良いくらい)盛り上がりを見せているような有り様です。

 個人的には、なっつみぃが卒業してしまったので、ダンスで魅了してくれる人が欲しいなって気がしてます。最近では、ROAD OF THE DANCE IDOLなんて企画もやってますけどね(真木子、期待しとんで)。とにかく、その子のダンスを一目見ただけで、背筋がゾクッとしてしまうような子が欲しいんですよね。

 まあ、それはともかく。「ドラフトメンバー」が「即戦力」だというのなら、それだけの実力を見せなければならん筈ですが、毎週のように舞台に出て訓練を積んでいる48グループ研究生の子たちを黙らせるような逸材なんて、そんな簡単に見つかるようなもんじゃないでしょう。

 いわばエリートを選ぶ今回のオーデの選考基準は、普通の研究生オーデよりもう一段階キツイ基準で選ぶしかない筈ですし、即戦力を求める限り、最初から完成度の高い子を集めなければならない筈です。本来ならばです。

 ですが、今回のオーデは例のごとく素人対象で、しかも対象年齢11~18歳。これって、(有名無実化してますけど)SKEやNMBオーデの対象年齢よりも狭いですよ。即戦力を見つけたいのに、そこを狭めてどうするんだっていう。

 だって、高校を卒業して、それでもアイドルの夢をあきらめられなくてレッスンを積んでいるような人にだって、即戦力はいるかも知れんじゃないですか(みえぴーのことを言っているわけですけど)。今回のオーデで狭めるべきは完成度の審査基準であり、年齢制限ではないでしょう。

 そもそも、現在の研究生たちだってオーディションで選ばれているわけですから、あとからエリートコースを作るなんて(どう考えても)フェアじゃない。それをやるんだったら、研究生たちにもチャンスを与えてやって欲しいですし、与えるべきでしょう。少なくとも、現在の研究生に(立候補制でも良いから)参加の権利を与えること、これはmustだとボクは思いますよ。

 それに、「ドラフトメンバー」なんてものを作るよりも、研究生をドラフト(あるいは参加可能に)して正規メンとして取った方がよほど分かり易い。たとえば、めるみおがそこら中から指名されたり、こじまこがHに指名されちゃったり、ちゅりちょきんを指名せずに怒られたり*1、色々と波乱は起こるでしょうし、問題も山積みでしょうけど、少なくともドラマという点では盛り上がるでしょう。

*1.って、もちろんネタですよ。ちゅりはK2初日の写真替えの時、ひとり足りないメンバーは、「いつかあの中(研究生の中)から選ばれるんでしょうね」って言ってましたしね。

 今回のドラフト制度ってのは、酒の席で出てきたアイデアが、そのまま固まらずに発表されてしまったような印象があります。「ドラフト」って言葉だけが先走りしていて、ちゃんと中身が詰められていない。

 最初は「正規メン」を取るって言ってたのに、すぐに「研究生」に訂正して、いまは「ドラフトメンバー」とか言ってる。正規メンじゃないと言いながら、「ドラフトメンバー」なんて訳わからん職責を作る。辻褄の合わないことなんて山ほどあるけど、とりあえず発表しちゃったもんだから、引っ込みがつかなくなっているって感じです。

 AKBはイベントによって拡大してきたというのは事実です。でも、それは何より分かり易いイベントだったから成功したんです。ファンが投票して順位を決める選抜総選挙。ヒエラルキーの固定化を回避するためのじゃんけん大会。どちらも、きわめて分かり易い。今度の「イベント」はハッキリ言って、何をやりたいんだかさっぱり分かりません。

 オーディションに注目を集めて、研究生の時代から興味を持ってもらうってのは、ひとつの考え方です。でも、それだったら、単に全グループ合同の公開オーデをやって、それでグループごとに(キャプテン/リーダー同士の相談なり何なりで)指名をかけて、普通にグループ所属の研究生として取ればいいじゃないですか。

 「ドラフトメンバー」なんてものを作る必然性はどこにもない。「即戦力」なんて考えに引き摺られているからオカシくなるんですよ。「2兎を追うもの、1兎をも得ず」です。




 むしろ、いま必要なのは入れ替え戦みたいなことかな。年に一度、その年に成績の悪かった正規メンバー(各チーム1人~2人かな)と研究生を入れ替える。

 こう書くと、誰がいらないこれがいらないって議論になりがちですけど、そうじゃなく、中堅メンバーや研究生のモチベーションの維持、グループ内での風通しの良さ、ヒエラルキーの流動化、そういうものを考えると、やっぱり必要だと思うんですよね。

(まあ、茉夏みたいに人一倍メンバー愛が強そうな子には間違いなく嫌われそうなアイデアですけど(p_-))

 何より、これは中堅メンバー(ここで言う中堅とは、選抜と研究生以外の全員を含みます)にとってもチャンスだと思うのです。入れ替え戦ってのは、優勝争いの次に盛り上がるんですよね。そこで這い上がればドラマも生まれるでしょう。

 須田ちゃんじゃないですが、「次世代がダメなら今を支える人になれば良い」んですよ。降格しないようにガンバって「戦力」になれば良いだけの話です。それこそ即戦力じゃないですか。

 ただ、ここで気を付けなければいけないのは、これは、人気投票にしてしまうと道を誤るということです。人気はなくてもチームには絶対必要だって人は(どのチームにも)必ず居ますからね。ですから、様々な指標を、それも分かり易い指標を用いる必要があって、その辺りが困難そうですが、訳の分からん「ドラフト」よりも、そっちの方がよっぽどマシだと思いますね。



今回の登場メンバー:優子(大島優子)、なっつみぃ(松原夏海)、真木子(斉藤真木子)、みえぴー(佐藤実絵子)、めるみお(田島芽瑠&朝長美桜)、こじまこ(小嶋真子)、ちゅり(高柳明音)、ちょきん(山田みずほ)、茉夏(向田茉夏)、須田ちゃん(須田亜香里)