「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」
人は何によって、写真家に惹きつけられるのだろう。その経歴によって、その主題に巡り合ったことによって、あるいは、「キャパ」であることによって…
タローの写真は、時に19世紀フランス絵画(と言っても幅広いのだけど)を連想させる。そこにはキャパが持っていた「見るもの」と「見られるもの」の眼差しの強さはない。
キャパの眼差しの強さはやがて、鑑賞者自身をも巻き込んでいく。そして、その問いは収斂される。すなわち、「彼は、一体、何を見ていたのだろう」。
決して交わらない視線に出会った時、二度とは立ち上がらない視線に出会った時、僕らは、一体、そこに何を感じ取るべきなのだろう。
横浜美術館にて(~3/24)