ウクライナ0-2フランス
雨で一時間近くも中断されたこの試合、開催国ウクライナも前半は良く耐えていましたが、最終的にはやはり(特に前線の)選手の質の差が出てしまったかなという印象です。前節のスウェーデン戦で劇的な逆転ゲームを演じたウクライナですが、この日は二点目を奪われた時点で(チームもお客さんも)少し諦めてしまったような印象がありましたね。次節イングランド戦で全てが決まります。
一方のフランスは、やはりタレントが揃っているなという印象がありました。中でも攻撃のタクトを振っているのはナスリでしょう。彼を経由すると一気に攻撃のスイッチが入るような感じですね。それから、中盤ではカバイエの調子の良さも目を引きます。
イングランド3-2スウェーデン
前半は両チームともに低調な内容でした。イブラヒモビッチがボールを収められかつ組み立てに参加できる上に、シュルストレームはリズムを変えられるので、スウェーデンの方がやや繋ぐサッカーも出来るかなという印象でしたが、大きく分ければ同じような傾向を持ったチーム同士の対戦だったと思います。中盤の構成力が弱く、大ざっぱな組み立てで、最終的には前線の個人技に頼らざるを得ない。攻撃が単発で終わってしまい、繋がっていかないのです。そんな中、ジェラードの素晴らしいアーリークロスが生み出したキャロルのゴールは、まさにイングランドらしいものでした。
低調な前半とは打って変わり、後半は撃ち合いのゲームになりました。一点を追いかけるスウェーデンは後半開始から前掛かりになり、セットプレーから2点を奪い逆転に成功しました。いずれも右サイドバックのグレン・ジョンソンのミス(一失点目はオフサイドラインを上げ損なった上にOG、二失点目はマークすべき選手を離してしまいました)から生まれた失点だったので、イングランドからすると、やや悔やまれる失点でした。
しかし、逆転に成功したスウェーデンは、ここで試合を終わらせることが出来ませんでした。前掛かりになったチームはその勢いそのままに残りの時間を戦うことになったのです。こうして、ピッチ上に広大なスペースが生まれることになりました。やはり、イングランドは走り合いのサッカーになると強いです。途中投入されたウォルコットの一得点一アシストの活躍によりイングランドは再び逆転に成功し、劇的な勝利を手にしました。
イングランドも次節のウクライナ戦で全てが決まりますが、いよいよエースのルーニーが出場停止から帰ってきます。今大会初めて、イングランドの真の姿が見れる筈です。