ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~(3.0) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
『ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~』
BRIGHT STAR
 
2009年イギリス/オーストラリア/フランス、119分
 
ジェーン・カンピオン監督
 
アビー・コーニッシュ主演
 
概要
 『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン監督が、25歳という若さでこの世を去ったジョン・キーツの生涯と、彼が愛した一人の女性との純粋な愛の物語を描く伝記ドラマ。死後、シェイクスピアと比較されるほどたたえられた才能あふれるキーツの美しい詩が誕生する背景にある純愛を、史実に沿って情熱的に映し出す。キース役の若手注目株ベン・ウィショー、相手役のアビー・コーニッシュら実力派俳優陣の好演も光る感動作。(Yahoo!映画より)
 
感想
 まず、パッと見た感じ、画が違う。画面が明るすぎてTV映画みたいだし、キーツの詩や手紙にボクが見るものは、このような光景ではない。キーツの詩は登場するけれど、映画の中から詩が漂ってこない。ここには幻想の欠片もない。
 そもそも、キーツの映画ってよりは、キーツに恋した女性の映画って感じで見るのが正しいんだろうね。つまるところ、「ジョン・キーツ」って名前の人物が登場するだけで、詩人自身の感覚は、この映画の中には盛り込まれてない。まあ、元々、そういう趣向なんだろうけど、キーツの映画だと思ってみると、少しチープに感じるかな。
 それに、ここに登場する「キーツ」は、なんだか惰弱だし、情けなさすぎる。ここにはあらゆる詩人が持つある種の強さというものがない。「ぼくは最低の人間であることを誇ることができる」と言ったキーツがここにはいない。ゆえに、この映画は(キーツの映画としては)美しくない。
 
「君たちなら<穏やかな光と愛らしさ>のようなばかばかしいものを自分の中にもつことをぼくが拒むことを知っているから。」ジョン・キーツ
 
☆☆☆(3.0)