いよいよ仕事復帰。
満員電車に備えて、荷物は最小限にした。
夫が用意してくれた菓子折りが重たかった。
時間に余裕を持って出発し、ゆっくりと歩いて駅に向かった。
時差通勤で、ピークから少し時間をずらしていても、電車は混み合っていた。
電車内で足を踏ん張ると、手術の傷跡は余計に痛く感じた。
休みを延長してしまっていたので、気まずさもあり、久々の出社は気が重かった。
退院後、夫以外とは誰にも会っていない。
近所のスーパー以外、ほとんど外出もしていない。
ぎゅうぎゅうではないが、ほぼ満員。
徐々に増えていく乗客。
憂鬱だ。
ずっと緊張状態。
手が震えて、動悸が始まった。
最後まで立っていられるか不安になった。
ようやく会社の最寄駅に着いて、すぐにベンチに座って休んだ。
少し落ち着いたので、会社へ向かった。
頑張れる自信がなくなった。
でも、よそ行き顔は得意だ。
いよい よ始まる。
スイッチを入れないと。