『それは医師が悪い。
藤井さんの言う通りだと思う』
精神科の診察。
婦人科手術について、医師とのやり取りを話した。
よかった。
ほっとした。
私がおかしいのかと思って、不安になっていた。
手術を提案されて、悩んで決めた。
子宮全摘出。
手術の合併症やアナフィラキシーショックが起きたことは把握してくれていると思っていたが、そうではなかった。
カルテくらい見てから、手術の提案をしてほしかった。
溜まっていた不安が溢れ出た。
いつもなら考えながらゆっくり話す。
でも今日は息継ぎを忘れるくらい一気に話した。
『以前担当医から、きちんと引き継いでいるので心配ないと言われていたんです。
だからすごくショックでした』
『不安になって当然だと思う。
気を付けないといけない患者さんということは、カルテを見たらすぐにわかるはずだから。
それは医師が悪い』
スッキリした。
手術の件で婦人科医師の話が納得できなくて、ずっともやもやしていた。
先生の言うことは正しいはずだ。
そう思おうとしたが、ダメだった。
だから精神科の先生の『医師が悪い』の言葉に救われた。
何か解決した訳ではないが、少し落ち着いた。
手術はどうなるかわからない。
決まるで穏やかに待ちたい。
精神科は待ち時間が長くていつも退屈。
でも、丁寧に向き合ってもらえるからうれしい。
今日も頭と心の整理ができた。

