『8月下旬にストーマを閉鎖しましょう』

と、外科の田部先生。


術前検査を受けることになった。

血液検査、造影検査、内視鏡検査など。


胃や腸を空にする。

検査の説明をしてくれた看護師と、話が噛み合わないと思っていたら、ストーマではない人の検査と間違われていたようだ。

ストーマより下部の腸は空っぽなのに。

大腸検査用の食事セットを購入し、下剤も処方され、結局無駄になった。


検査当日、1日かけて検査をした。
最後の大腸造影検査が一番辛かった。
肛門からバリウムと空気を入れて、お腹はパンパン状態。

ストーマになって一度もうつ伏せになったことがなかったので、つぶれないか心配で全身に力が入った。

それに喘息持ちなので、造影剤は良くないと聞いていたので、怖かった。


検査台の上で、不安になり、震えてきた。

動悸が始まり、パニックだった。

『ストーマがあるのですが、うつ伏せになっても大丈夫ですか?』

聞こえなかったのか、無視されたのか。

『体の向きを変えてください』

淡々と進み、終了した。


検査が終わり、着替え終わると、立っていることが難しい状態になった。

脈拍が上がり、息苦しく、吐き気があったので、待合室で少し休んだ。

検査室の看護師が外科の看護師を呼ぶと言って、連絡をした。

『落ち着いたら帰って良いそうです』

外科の看護師は様子を見に来ることもなかった。


相変わらずだな。

怒りを通り越えて、失望。

『もう大丈夫です』

体調は回復しないまま帰宅した。


帰りの電車の中で、更に体調は悪化した。

自宅に着いて嘔吐。

すぐにベッドに横になった。

家事もできないまま夜になり、夫が帰宅した。


少し回復したので、溜め込んだイライラを夫にぶつけた。

申し訳ないと感じる余裕も失っていた。


そして、ストーマケア。

その後、安定剤と眠剤で眠った。