毎年夏には五穀豊穣を祈念して、夏祭りをする村があった。
この村の祭りは大きな樽酒を大きな小槌で一斉に割って
みんなで盛大に乾杯をして祭りの口火を切ることが伝統でした。
しかし、ある年、深刻な問題が発生します。
なんと…
祭りを盛大にもり上げる為の“酒樽”を買うお金がないというのです。
伝統の鏡割りが出来ない…
村人たちは悩みました。
するとある人が、
「みんなが家からちょっとずつお酒を持ってきて、樽に入れたらどうだ?」と提案した。
「それはいいアイデアだ」
ということで、
みんなが少しずつ持ち寄って、遂に樽がいっぱいになったのです。
そして夏祭り当日。
みんなで景気良くぱ~んと壇上の酒樽を割ると、
村人たちが持ち寄ったお酒がなみなみと湛えられています。
そして長老の一声で、
「カンパーイ!」
「カンパーイ!」
「カンパーイ!」
みんな、一口ゴクリ。
「あれ?」
「水だ。」
樽の中身は、水だったのです。
コレは、岡田武史元サッカー日本代表監督が話していた
「村の祭り酒」という民話。
こんなデカい樽に、自分一人くらい水を入れてもバレやしない。
コップ一杯くらいなら、味だって変わりはしない。
みんながそう思うことで、
伝統の夏祭りは台無しになったのです。
ヤーミーYahoo!店の1ヶ月分なんて、コップ1杯にも満たないものですが…
だけど、僕らはやってみます。
Yahoo!JAPANも力を貸してくれます。
なので、やってみたいと思います。
それは、選挙における1票にも似ているかもしれません。
自分の1票くらいで結果は変わらない。
大勢に影響はない。
だから、選挙なんて行ってもしょうがない。
なんて…
憲法改正がどうのとか、
無償化がどうのとか、
消費税がどうのとか…
投票率が50%以下だなんて、
それ以前の問題なのでは…?
それでもとにかく、僕らはやってみます。