こんばんは、守田矩子（のりこ）です。
私が現在、所属しているコミュニティ、
淡路島の「ありがとう村」では、
毎年、1月には餅つき大会、
2月には味噌づくりがあります。
今年の餅つきと味噌づくりを通して得た体験を
シェアしたいと思います。
「ありがとう村」村長の村上貴さん（たかちゃん）
運営の村上さゆみさん（さゆみん）、
小山吉美さん（よしみん）、
そして、村の仲間たちが教えてくださった学びです。
（たかちゃんの杵を持つ姿勢がカッコイイ！）
餅つきも、味噌づくりも、今までにしたことはあります。
特に、お味噌は、4年前から、毎年、
友人たちの助けを借りて、手作りしてきました。
しかし、『ありがとう村』の餅つきと味噌づくりは
今までとは、全然、違う体験でした。
方法が違うのではありません。
意識の持ち方が、全く違ったのですね。
お餅は、一粒一粒の蒸したお米に、
杵で圧を加えることで
ひと塊のお餅となります。
お味噌は、一粒一粒の茹でた大豆に
麹や塩を加えた後、
手で圧を加えることで、発酵し
お味噌になっていきます。
一粒一粒の『個』の米や大豆は、
圧を加えられることで、消えてしまいます。
そして、お餅やお味噌という、
新しい形に変容します。
これって、『個』から『全』への変容、
『個別意識』から『全体意識』への変容と
同じシステムだと、教えて頂きました。
あああああ。
確かにそうだ！
米や大豆が、“自分が自分が”と
『個』を主張し続けていると、
いつまで経っても、
お餅にもお味噌にもなれません。
『個』が消えることで、『全一（ぜんいつ）』
となるのですね。
もうひとつ驚いたことがあります。
それは、お餅もお味噌も、『全員で』
作ることです。
今までのお味噌づくりは、
自分の分の材料を、自分で混ぜて圧をかけて
作っていました。
ありがとう村では、
村人全員で一緒に、
塩と麹と大豆を混ぜて丸めていきます。
完全に混ぜ終わった後に、
各自の容器に詰めていくのです。
餅つきも、全員が、杵を持って、
順番についていきます。
今までずっと、”私が私が”と
『個別意識』全開で生きてきた私にとって
どちらも衝撃の体験となりました。
なぜだか、ずっと涙が止まらずでした。
眼を閉じて座っているだけでは、
なかなか意識の変容は起きないし、
覚醒には至りません。
こうして、『全体意識』を腑に落としていくことで、
『個別意識』から脱却していきたいと思います。
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